【馬に好かれる人?嫌われる人?】
2017年2月8日乗馬お役立ちコラム
馬に好かれる人と嫌われる人。
それはどんな共通点があるんでしょうか?
過去にも馬の性質などについて話しましたが、馬は臆病な動物です。
そして人の心を察知する動物です。
人が怖がっていれば馬も警戒し怖がります。
馬の性質が理解できず、怖がったり大きな動きをしたりすると嫌われちゃいます。
嫌われるというか、警戒?されると思います。
馬に好かれる人は馬の性質を理解し、そして馬のことを第一に考えている人ですね。
馬に嫌われる人は馬の性質を理解せず、馬よりも自分のことを第一に考えている人だと思います。
といっても難しいですよね。
馬のこと第一にって言われても何が馬にとって1番なのかは、馬に話を聞かないと分かりません。
でも言葉を話せるわけではないし、じゃあどうしよう?
それには馬の一日を知り、馬の生態を知り、馬の性格を知り、馬になりきった気持ちで考えてみることかなって思います。
人同士の付き合いでもそうですよね。
こんなことしてくれたら嬉しいなー、こんなこと言われたら傷つくよね、怒るよねって。
馬にもこうしてくれたら嬉しいとか、イヤだなーとかあります。
それを知るには人から歩み寄ること。
例えば
今日乗る予定の〇〇ちゃんは、朝から2人乗せてるんだよ。
・・・ということは今日私で3人目か。ちょっと動きもいつもより重かったのは疲れてたのかも。
じゃあ騎乗が終わったら早く手入れして、すぐに馬房に帰してあげよう。
人も疲れますよね?馬もやっぱり疲れますし、早くゆっくりしたいなーなんて思うこともあります。
こういう気付きなんかが馬にとって嬉しいことだと思います。
でも馬もそれぞれ性格も違うし、喜ぶポイント、嫌がるポイントも違うと思うので
少しずつその馬を知っていこうと努力すれば、馬に好かれるようになるかもしれませんね!
昔馬に好かれてるのか嫌われてるのか、ぜんぜん分からなかった時、ある馬の馬房の掃除を終えて
外に出るときにおもいっきり背中を噛まれてしまいました。
大激痛で馬を振り返ると耳を後ろに伏せて怒ってました・・
なんか悪いことしたかなって後々考えたら、少し前に騎乗したときに全然動いてくれなくて脚で指示したり、
鞭で気合入れたりといろいろしましたが、まったく動いてくれませんでした。常歩すらしてくれず・・
そう、はじめて騎乗したときからなめられて、嫌われていたようです(泣)
他の馬にそんなことされたことはなかったので、個性が強い馬だったとは思います。
でも代わりに他の方が乗ったらスッと動いていたので、何か気に食わないことがあって嫌われていたのかもしれませんね。
当時は乗馬をはじめて1年ちょっとだったので、まだまだ馬のことをわかっていなかったと思います。
でもそこから少しずつ馬のことが分かっていけたと思います!
なかなか難しいですが、これも日々勉強ということですね!
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