最高峰の総合スポーツ馬術といえる総合馬術競技。
日本ではこれまでほとんど類書のないこの競技の全貌を紹介
。写真や図を豊富に用い、トレーニングから実践的な競技に至るまでを詳しく解説する。
また、コースデザインについても図解する。
騎手だけでなくインストラクターやグルームまでが知っておくべき馬の準備や世話など馬の基礎から学べる良書でもある。
さらに、最先端の科学技術を駆使した新しいトレーニングの魅力を述べる。

「総合馬術競技」を読んで気づいていただきたいのは、選手はもちろんのこと、インストラクターやグルームに対しても、非常に細かい点ですが、いまだ十分には知られていない守るべきことを説明していることです。
この著作は、選手になってまだ日の浅いライダーはもとより、上手な選手や馬術教師にとっても、乗馬のための準備、トレーニング、競技や馬の管理について、気になる疑問点を解決してくれるはずです。
もちろん、クロスカントリーコースの構想についても説明しています。
さらに、これからの総合馬術競技を考えるうえで、科学的なトレーニングがもたらすであろう新しい技術や馬術の展望についても触れられています。

・著者　パトリック・ガルウ
・サイズ：B5判
・出版社　恒星社厚生閣
・ページ数　256ページ
・出版日　2011年9月

【内容】
目次
第１部：総合馬の調教
馬の選択 ／若馬の調教／フラットワークにおける馬の調教／障害飛越における馬の調教／馬具
第２部：コンディションの調整および身体の準備
トレーニングにおける生理学の基礎知識／飼料／運動部位の治療 ／トレーニングの基本的技術／近代的トレーニング／特殊なトレーニング／選手の肉体的準備
第３部：馬術競技
馬の輸送／馬術競技／調教審査（馬場馬術）競技／耐久競技（野外騎乗）／最後のテスト
第４部：クロスカントリーのコース・デザイン
コース・デザイナーの役割 ／野外障害の製作／参考資料