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岩手、青森は古くから南部馬を飼育してきた土地である。その歴史を受け継ぐように人は馬と一緒に生活をしてきた。しかし、機械化によって農耕の作業から解放されるに従って馬の姿は農家から急速に消えた。あと数年もすれば、日常的に馬のいる光景とはまったく出会えなくなるかもしれない。消えゆくそんな里の光景を愛する一人の若いカメラマンが文章と写真で願いを形にした。取り上げたのは西根、七時雨、安比、荒川高原、軽米、雫石、相ノ沢、七戸、尻屋崎の光景。人に従順で粗食に耐え賢いというのが南部馬の特徴だった。農家は今も馬と心を通わせる。子馬は甘えて鼻面を寄せ、飼い主は放牧地に愛馬を訪ねて体調を気遣う。そんな家族の絆が写し込まれている。【本文から】 休みの日だった。トラクターが馬を引いて行くのにすれ違った。七時雨の牧野に放牧しにいくのかと思った。戻って道路を見下ろせる高台を見つけ、やって来るのを待った。 待っていると時間は長い。トラクターに引かれてのんびり馬が歩いてくる光景を想像した。なんだろう、何かこの違和感のようなもの。やがてエンジン音が聞こえてきた。トラクターと馬がゆっくり道路を歩いて目の下を通り過ぎていく。稲は順調に生育している。その間を行く馬とトラクター。そうか、馬が引かれているのがおかしいのだと気づいた。 それにしてものどかだった。車も通らない。馬はゆったり公道を歩いている。この光景、なくならないでほしいと強く思った。(「けん引」)著者について遠藤広隆 (えんどう・ひろたか)昭和53年岩手県八幡平市西根寺田生まれ。平成9年 日本写真芸術専門学校入学、在学中 竹内敏信氏に師事。卒業後本格的に南部馬の撮影開始。岩手県内での写真展多数。・著者・写真 遠藤広隆・サイズ 23 x 19cm・ページ数 110ページ・出版社 岩手復興書店
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