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写真家 清水哲朗氏が初めてモンゴルを訪れたのは1997年でした。民主化による経済発展と人々の生活の急速な変化を目の当たりにする一方、首都ウランバートルを拠点にモンゴル全土を旅し、辺境の地で出会った人々(鷹匠、不法金鉱山労働者、トナカイ遊牧民、カザフ族など)の暮らしや自然風景、希少動物を取材してきました。日本の国土の約4倍もあるモンゴル国内の移動は容易ではなく、飛行機、車、バイク、徒歩、馬、ラクダ、トナカイ、牛車とあらゆる手段を使います。本書ではそれらの旅を「うまたび」と称し、これまでに体験した様々な出来事と写真では語り尽くせないモンゴルの魅力、そして「モンゴル」というテーマと向き合う写真家の心の内を書き下ろしました。遊牧民の青年とトナカイ遊牧民の親子を道案内にクマが生息するモンゴル最北部のタイガを目指した乗馬紀行、不法金鉱山労働者への密着取材、初期作品「路上少年」取材の様子は詳細に綴られ、読み応え抜群。あなたの知らないモンゴルが目の前に広がります。【目次】第1章 タイガの森へ~12日間の乗馬紀行~第2章 モンゴルの“ニンジャ"取材・モンゴルの金鉱山労働者たちを追う・ニンジャとの出会い・密着・潜入の許可下りる・一寸先は闇第3章 一人の写真家として・ユキヒョウを求めて・第一回名取洋之助写真賞受賞作『路上少年』の軌跡・友との別れ・撮った写真は現地に残す・写真集『CHANGE』モンゴル制作秘話・父娘二人旅・トナカイ遊牧民の暮らし・写らない寒さと凍傷体験・楽ではないラクダ・情報収集術第4章 作品ダイジェスト・蒙古放浪・路上少年・BORDER~中国・国境線を行く~・The Creation-未開のモンゴル-・イネーフ~Mongolian Smile~・BURGEDNINJA~モンゴルの金鉱山労働者たち~CHANGE第5章 モンゴルを20年間取材した写真家の記録・作品解説ほか・著者 清水 哲朗・サイズ B6判・ページ数 196ページ・出版社 玄光社
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