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『馬語手帖』の続編は、ずいぶんへんてこな本になりました。「ウマとヒトのコミュニケーション」についての本、であることはたしかなのですが、これまでの「ヒトとウマの常識」からは、だいぶかけ離れているかもしれません。身体的に力がなかったり、ウマに対して強く接することが苦手だったり、という、ある意味では「弱い」部分を持ったヒトが、ウマとコミュニケーションを取るためにはどうしたらよいかを考えていく本、と言ったらいいでしょうか。与那国島の自然の中で、相棒のウマと暮らしているうちに見えてきた、これまでとはちがうコミュニケーションの形について、とても個人的な視点から書いています。ヒトが答えを決めて、それに添うようウマに動いてもらうのではなく、ウマの話に耳を傾けながら、一緒に考え、一緒に答えを探していく、静かなコミュニケーションです。強くならずとも、ウマとつきあうことはできますよ、そこにはものすごく豊かな世界が広がっていますよ、と、だれかに伝えたくて、この本を作ったのかもしれません。横長の本です。本棚などに収納しやすいよう、縦長のケースをおつけしています。この本は、孔版印刷という、すこしアナログな方法で印刷しています。表紙は、黒と青の版をそれぞれ作り重ねて印刷しているので、微妙にずれていることがあります。そのため、一冊ごとに、ほんのすこしずつ本の表情がちがうかもしれません。・出版社: カディブックス・文と絵:河田桟・編集とデザイン:賀内麻由子・サイズ:B6変型判 232ページ
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