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商品番号 ISBN9784906900022

ところどころにくらやみで撮った馬の写真が挿入された小さな本 くらやみに、馬といる

¥ 990 税込
10 ポイント進呈】
商品の性質上、返品・交換はご遠慮ください。

ちいさな本ができました。
文庫本をすこしスリムにしたようなサイズです。縦長のケースに収められています。本は横長です。

文章が中心で、ところどころにくらやみで撮った馬の写真が挿入されています。馬のイラストはありません。これまでの本とは文体が違いますし、内容の質感もずいぶん違うと思います。

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「あとがき」より

与那国島でカディと暮らしはじめて十年が経とうとしています。日々の暮らしのなかで私がひときわ大切にしている日課が、夜明け前のくらやみの時間をカディと過ごすことです。馬といるくらやみに身を置いているうち、一滴一滴したたり落ちてきた言葉の断片を集めたのがこの本です。

前作までの『ウマと話そう』シリーズは、馬と人のコミュニケーションにフォーカスした本でした。実用の書というにはずいぶん受動的でぼんやりしていたと思いますが、やはりひとつの目的に光を当てていたので、そこからこぼれるものがあるように感じていました。

ですから本書は『はしっこに、馬といる』の続編ではなく、そのうしろ側みたいな位置にあると言えばいいでしょうか。前作までを「昼の世界」とするなら、これは文字通り「夜の世界」の話です。

このような内向きで個人的な文章をいったいどなたが読んでくださるのかいぶかしく思いつつ、それでもこの道を通らないわけにはいかないんだよなあ、という奇妙な感覚に包まれながらこのちいさな本を作りました……


・出版社: カディブックス
・文と写真:河田桟
・編集とデザイン:賀内麻由子
・サイズ:A6変型判 120ページ

4.00
1
  • クロ
    非公開
    投稿日
    少し時間が空いたので、読書でもしようかなと思ったのが借りたきっかけです。正直なところ、興味のある本があったのでそれを目当てにしていたのですが残念ながら借りられており、妥協で選択しました。 うまと仲良くなりたい、もっと上手になりたい。そのような目的で読むものではない本でした。くらやみに、うまといる。暗闇の中で自分の輪郭は融解し、またウマの輪郭も融解して…そしてとけあう。そのよう感覚でした。実際に体験することはできないけれども、本を通した擬似体験でほどけるものがあったと感じます。 本自体もケースに入っていて、もじも柔らかく字数も少ないので読んでしまうのはあっという間でした。うっとりするような時間がもっと続けばいいのにとおもいながら

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