乗馬用品・馬具&ライフスタイル JODHPURS (ジョッパーズ)

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商品番号 ISBN9784254455069

ウマの科学 (シリーズ 家畜の科学 6)

¥ 4,180 税込
42 ポイント進呈】
商品の性質上、返品・交換はご遠慮ください。

役蓄であり肉蓄であり乗騎でもある、家畜の中でも最も多様なあり方で人類と共にいたウマをさまざまな分野から総合的に解説。

紀元前四千年頃に家畜化されたというウマは、役畜として、食用家畜として、そして何よりも乗馬として、またたくまに世界中に普及した。第一次世界大戦までは最も重要な兵器の一種目でもあり、家畜の中でも特別な重要性を与えられていた。日本でも国策として馬生産が奨励され、国産百万頭以上を数えた時代もあったという。その過程で生まれた文化である競馬は今も現役で、育種学の芸術品とも言うべきサラブレッドを生み出し続けている。

そうしたウマについての総合的知見が得られる本が本書『ウマの科学』である。動物学・畜産学的な解説に加え、文化・歴史面にも触れているのは本シリーズの他巻と同様だが、「競馬」という独特の世界を持つウマにおいては繁殖・育種・そして運動生理学に関する研究が別格の深度を持つほか、競馬にまつわる経済・社会的な話にも若干ながら踏み込んでいるのが特徴と言えるだろう。

著者について

近藤 誠司 北海道大学名誉教授
1950年京都市に生まれる。1977年北海道大学大学院農学研究科修士課程修了。1988年北海道大学農学部助教授。2002年北海道大学大学院農学研究院教授。現在、北海道大学名誉教授。農学博士

目次
1. ウマの起源と家畜化 近藤誠司
 1.1 ウマの起源
 1.2 ウマの家畜化と様々なウマ文化
  1.2.1 食用
  1.2.2 駆動
  1.2.3 乗用
  1.2.4 乳利用
 1.3 ウマの品種
2. ウマの生産システム
 2.1 競走馬の生産システム 小山良太
  2.1.1 競走馬生産の定義
  2.1.2 競走馬の商品特性
  2.1.3 競走馬生産経営の特質
  2.1.4 競走馬生産サイクルの特徴
  2.1.5 日本の競走馬生産の特徴
  2.1.6 日本最大の馬産地:北海道日高地域
  2.1.7 競走馬の流通と取引構造
  2.1.8 日本の競走馬生産システムの特徴
 2.2 農用馬・在来馬の生産システム 古林英一
  2.2.1 農用馬とは
  2.2.2 農用馬の生産
  2.2.3 農用馬生産の現状
  2.2.4 在来馬の生産
3. ウマの栄養
 3.1 ウマの消化の特徴 宮地 慎
  3.1.1 消化管の形態と特徴
  3.1.2 栄養素の消化
  3.1.3 消化に及ぼす要因
 3.2 舎飼いのウマの栄養 松井 朗
  3.2.1 給餌
  3.2.2 栄養
 3.3 放牧馬の飼養管理 河合正人
  3.3.1 ウマにとっての放牧地
  3.3.2 放牧地における採食量
  3.3.3 牧草地の牧草
  3.3.4 野草地の放牧利用
4. ウマの行動と管理 近藤誠司
 4.1 ウマの行動の特徴
  4.1.1 摂取行動
  4.1.2 移動行動と歩法
  4.1.3 休息行動
  4.1.4 親和行動とコミュニケーション
  4.1.5 護身行動
  4.1.6 葛藤行動と異常行動
 4.2 競走馬の運動科学 松井 朗
  4.2.1 サラブレッド種の運動能力
  4.2.2 競走馬の栄養
  4.2.3 競走馬のエネルギー
  4.2.4 水と電解質
  4.2.5 その他の運動栄養
  4.2.6 競走馬の筋線維タイプ
  4.2.7 競走馬の胃潰瘍
 4.3 乗用馬の運動科学 松浦晶央
  4.3.1 乗用馬の用途の広がり
  4.3.2 体格と振動の関係
  4.3.3 最大許容負荷重量
  4.3.4 ホーストレッキングによる自律神経活動と心理状態の変化
  4.3.5 ホーストレッキングにおけるウマのストレス応答
  4.3.6 おわりに
 4.4 放牧馬の行動 河合正人
  4.4.1 ウマの一日
  4.4.2 食草時間と休息時間
  4.4.3 移動距離と速度
  4.4.4 利用場所
  4.4.5 採食植物種
 4.5 ウマの群行動とその特徴
  4.5.1 野生馬の群社会
  4.5.2 繁殖行動
  4.5.3 母子行動と群の形成
5. ウマの繁殖 田谷一善
 5.1 長日性季節繁殖動物としての特徴
 5.2 春機発動と性成熟
 5.3 雌馬の繁殖
  5.3.1 卵巣の形態学的特徴
  5.3.2 性周期中の卵胞発育,排卵と黄体機能
  5.3.3 発情周期の内分泌学的調節
  5.3.4 雌馬に特有なホルモンのフィードバックシステム
  5.3.5 卵胞発育・排卵様式の特徴と2排卵
  5.3.6 妊娠維持機構
  5.3.7 分娩後発情と分娩後排卵
  5.3.8 初乳の重要性
 5.4 雄馬の繁殖
  5.4.1 精巣機能の季節変動
  5.4.2 精巣内分泌機能
 5.5 繁殖機能の人為的調節
  5.5.1 人工授精と胚移植
  5.5.2 光線処理法の応用による分娩の早期化
  5.5.3 ホルモン投与による非妊娠馬の乳腺発育誘導
 5.6 おわりに
6. ウマの遺伝 戸崎晃明
 6.1 遺伝
  6.1.1 遺伝学
  6.1.2 遺伝要因と環境要因
  6.1.3 質的形質と量的形質
  6.1.4 メンデルの法則
  6.1.5 遺伝率
 6.2 遺伝物質
  6.2.1 ゲノム
  6.2.2 染色体
  6.2.3 ミトコンドリア・ゲノム
 6.3 ゲノム・遺伝解析ツール
  6.3.1 遺伝地図と連鎖解析
  6.3.2 一塩基多型(SNP)
 6.4 毛色の遺伝
  6.4.1 ウマの毛色
  6.4.2 栗毛・鹿毛・青毛
  6.4.3 芦毛
  6.4.4 その他の毛色の遺伝
 6.5 親子判定・個体識別
 6.6 遺伝性疾患
 6.7 その他の形質の遺伝
  6.7.1 競走能力
  6.7.2 体高
  6.7.3 歩様
7. ウマの疾病と衛生対策 田浦保穂
 7.1 ウマの衛生対策
  7.1.1 飼養法
  7.1.2 衛生対策
 7.2 ウマの疾病
  7.2.1 臨床検査と病性鑑定
  7.2.2 疾病概要
  7.2.3 循環器疾患
  7.2.4 呼吸器疾患
  7.2.5 消化器疾患
  7.2.6 泌尿器・生殖器疾患
  7.2.7 神経系疾患
  7.2.8 運動器疾患
  7.2.9 血液・造血臓器疾患
  7.2.10 皮膚疾患
  7.2.11 感染症
  7.2.12 中毒
  7.2.13 眼科疾患
8. ウマの利用 古林英一
 8.1 競走馬
 8.2 乗馬
 8.3 労役
 8.4 食用・皮革
9. ウマに関する最近の話題
 9.1 野生化したウマ 木村李花子
  9.1.1 歴史と背景
  9.1.2 社会構造
  9.1.3 コミュニケーション行動の発達
  9.1.4 野生化したロバ
 9.2 後腸発酵動物であるウマの採食戦略 新宮裕子
  9.2.1 草食動物にとっての採食戦略とは
  9.2.2 消化能力から見た採食戦略
  9.2.3 採食行動から見た採食戦略
 9.3 ウマの異常行動とアニマルウェルフェア 二宮 茂
  9.3.1 アニマルウェルフェアへの対応,五つの自由
  9.3.2 ウマの行動欲求
  9.3.3 ウマの欲求不満時に現れる行動
  9.3.4 アニマルウェルフェアの管理
  9.3.5 さく癖と熊癖の制御
索引


・編集 近藤 誠司
・サイズ A5判
・ページ数 232ページ
・出版社 朝倉書店

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