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騎手の基本(推進とハミ受け)【~馬にたずさわる人全てが調教者~24】

2018年8月1日長谷川雄二の調教日誌~馬にたずさわる人全てが調教者~

ジョッパーズ

ある程度、馬の年齢が高く、いつもの環境で毎日を同じように生活している馬はマンネリ化した日常からのんびりして、刺激に対し鈍感になってきます。
また、練習馬として使われている馬達などは、関わっている人間も初心者が多いため訳のわからない指示や動作に対し何をして良いのか解らず、どんどん寡黙になっていわゆる重い馬になっていきます。


このような馬達に始めから前回の推進動作を一生懸命したところでおそらくなんの反応もしてくれないでしょう。
それは貴方がまたがっているそのチューブには中味が入っていないのです。


中味を注入するためには少し刺激を与える必要があります。
馬が怪我をしない程度に蹴る事も馬を騎手の方へ振り向かせる意味では効果がありますが、私は鞭の使用をおすすめします。


脚の使用と同時にその脚と同じ側の後肢へしっかりと鞭を使用し後肢に反応させます。両後肢各2、3回程度で充分です。
これでも反応のない馬にこれ以上繰り返すと動作に対して反抗するようになってしまいます。

 

後ずさりしたり、脚の使用に蹴り返して来たり、立って前に出なくなったりと段々手に終えなくなってしまいます。
また、それ以上の蹴りや拍車の使用、鞭を必要以上に使用することは馬を傷つけるだけの虐待行為であり推進とはほど遠いものになってしまいます。


では、どうしたらよいのでしょうか?
騎手が片方の脚で推進動作を正確に行った際、馬が同じ側の後肢を踏み込んで来るように脚と鞭で少しずつ反応させます。


巻き乗りをしながら内方脚を強く使って馬の後肢を少しでも外へ振らせることが出来たらあなたの脚に反応し始めているのです。
これを左右繰返し行って下さい。


次に減却を強く効かせて後退、つまり後方推進をしっかり行います。始めは2,3歩でも構いません。
何回も後退、前進を繰返し、少しでも真っ直ぐに一歩一歩下がるようになると前方推進も効くようになります。
こうなれば、前回の推進動作だけで充分な推進となります。


手綱を放して散歩程度の運動ならば馬なりの動きで充分でしょうが、色々な動きやパフォーマンスを要求するのであれば、これからはハミ受けが必要となります。


ハミ受けとは、押し出したチューブの中味をハミと言うキャップで受け止め、推進によってエンジンである後躯から生れた力をためることで馬は全身をバネにしていかなるパフォーマンスも演じる事ができるようになるのです。


この受け止めが力の循環を生む構えから出来た壁ではなく、腕力で押さえ込むものであったり、拳を固定するだけのものであったりしたのでは馬の口と拳が対峙するだけで力をためることはできません。
あくまでも力の循環を生む構えからハミ受けが完成するのです。

次回は具体的な動作のお話をしましょう。

 

平成30年8月
長谷川 雄二

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