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毎日熱い戦いが続いていますが、馬術競技もすでに結果が出ているのご存知ですか?
総合馬術は団体では12位(全13チーム)、個人でも最高が根岸選手の39位(全75選手)でした。
今日からは馬場馬術、そして4日からは障害馬術が始まります。
そこで「競技ってよくわからない・・・」と思われている方に、オリンピックを楽しんでいただけるよう簡単に説明します。
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★馬場馬術 |
馬をいかに美しく、正確にコントロール出来るかを競う競技。
団体戦・個人戦とあり団体戦は2日間で、個人戦は団体戦の2日間+決勝1日の計3日間で行われます。
競技は、予選および団体決勝は規定競技、個人の決勝はフィギュアスケートのように音楽に合わせての自由演技となります。
ポイントは定められた経路を正確に行うだけでなく、馬の前進気勢を保ちつつ緊張感なく従順・柔軟に運動を行うこと。
その結果、馬自身の意思で運動しているかのような印象を与えることが求められます。
馬がスキップしたり軽やかに飛んでいるように見えたり・・・まるでダンスを踊っているみたいに優雅な競技です。 |
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★障害馬術 |
決められたコース上に設置された様々な障害物を飛越する競技。いかにミスなく規定時間内にゴールするかが勝負。
今大会の障害物のボリュームは最高160cm。最大幅2.2m。最大水濠は4.5m。バーの落下や障害を避けたり跳ぶ事を拒否したりした場合の減点が少ないことで順位が決まります。
馬が障害を怖がらないこと、人とのコンビネーションが試さます。
大きな馬たちが前後肢を器用に折り曲げて優雅に飛んでいく姿がなんとも健気でカッコいい競技です。 |
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★総合馬術 |
1日目馬場(調教審査)・2日目クロスカントリー・3日目障害飛越の3種目を同一人馬で行う競技。
まさに人馬ともに体力、精神力が必要な競技です。
メインは2日目のクロスカントリー。。自然に近い状態の地形に様々なボリュームのある障害物が設置されています。オリンピックコースの全長は5.7km、飛越する障害物は40以上。そのハードなコースを分速570m(時速約34km)のスピードで駆け抜ける様子は迫力満点です
人馬の信頼感・テクニック・勇気が必要な大変ハードな競技です。
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★見どころ |
・馬場馬術・・・1964年東京大会、前回の北京大会に続き自身3度目の五輪となる法華津選手。前回大会は愛馬ウイスパーが会場の大画面に驚き落ち着きがなく34位という結果でしたが、今回は馬術の本場イギリスでの開催ですので馬場環境も観客のマナーも整っています。71歳という年齢でこれが最後の競技会とのこと。有終の美で締めくくってもらいたいですね。
・障害馬術・・・杉谷選手は20歳でアトランタ五輪に初出場。アテネ五輪では日本人選手として戦後最高の個人16位に食い込む実力の持ち主。5度目となる今大会は上位進出、入賞の期待がかかります。また紅一点の初出場 武田選手にも注目!!
コースに中にはその国を象徴する物が障害となって登場するようです。ビッグベン・バッキンガム宮殿・もしかして2階建てバス?!注目してみましょう。 |
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★結 果 |
・総合馬術・・・第1競技の馬場馬術(調教審査)終了時点で2度目の五輪出場となる大岩選手がなんと1位!!これはものすごく快挙なことだったのですが・・・残念ながら2日目のクロスカントリーで無念の落馬で失権。弓良・佐藤両選手もクロスカントリーの落馬で失権。初出場の根岸選手が39位・田中選手が48位(全75選手中)という結果でした。 |
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