SPウィークの馬学講座⑤
お久しぶりです【SPウィーク】です
第5回は【馬の種類】についてお話したいと思います
よく耳にする言葉としてはやはりサラブレッドが多いと思いますが
これは乗用馬でも競走馬でも存在し世界的に広く繁栄している種類です
そのサラブレッドは馬の分類では【軽種】に属します
分類は詳しく言えば多くあるようですが馬の体格によって大きく5つに分けてご紹介します
【軽種(けいしゅ)】
乗用として用いられることが多く素軽い動きと耐久力を持ち、多くが【アラブ】を母体としています
軽種に属する馬の種類
・サラブレッド…18世紀にアラブなどを母体として品種改良された馬競馬で勝つことを目的とし交配と淘汰が繰り返され人が創り出した最高の芸術品とも呼ばれている。
良い血統や競走馬として良績を残した馬は何十億という価格で取引されることもある。
有名な馬では【ディープインパクト】が51億円というのがあります。
体高:約160~170cm 体重:約450~500kg が標準的
※体高とは、き甲(首根元のポコッと盛り上がっているところ)までの高さ
・アラブ…サラブレッドより小柄で速力もサラブレッドに劣るが、耐候性、耐久性に優れる
体高:約150cm 体重:約400kgほど
・アングロアラブ…サラブレッドはスピードを追求するため体質が弱く、気性が荒いことも多いため
それを解決する為に頑丈で従順なアラブ種を混合することで、サラブレッドより頑丈で温厚な気性そしてアラブよりスピードを兼ね備えている。
日本ではアングロアラブをアラブと呼ぶことが多いため混同されがちですが、アングロアラブとはアラブの血量が25%以上という決まりがあります。
体高:約160cm 体重:約450kgほど
・アンダルシアン…スペイン原産。アラブ、バルブに次いで世界の馬の品種改良に大きく貢献した。
芦毛が大半で胸は厚く、背は長めで、豊かな尾の毛とウエーブのかかったたてがみに特徴がある。
体高:約155~160cm 体重:約570kgほど
その他にも、アハルテケ、トラケナー、リピッツァナーなどがいます。
【中間種(ちゅうかんしゅ)】
軽種と重種の中間で、軽快さと比較的温厚な性格である。競技用から軽馬車を引く馬までいろんな品種がある。
中間種の属する馬の種類
・セルフランセ…乗馬、馬術競技馬として優れた性質を持っており、耐久力に優れ性質は温厚で素直。
純系化が進んでおらず体型などの性質は個体によってばらつきが大きい。ただ優秀な馬しかセルフランセとして登録できないため能力は高い。
乗馬用として好んで使用され億単位の値が付くこともある。
体高:約150~165cm 体重:約450~500kg
・クウォーターホース…世界各地で400万頭余りが登録されており、事実上世界で最も頭数の多い品種である
クォーターホースの名の由来はクォーターマイルレース(1/4マイル競走、約400m)からきている。
短距離の瞬発力に優れ急発進・急停止等も器用にこなす。競走用のクォーターホースは400m以下では、サラブレッドが相手でも互角以上に走れるのです。
トップスピードは時速約75kmで瞬間では時速約88.5kmが記録された例もあるそうです。
体高:約150cm 体重:約400kg
その他にも、スタンダードブレッド、ハクニーなどがいます。
【重種(じゅうしゅ)】
主に農耕や重量物の運搬のために改良された品種で、中世ヨーロッパでは重装備の騎士の乗馬とされた。ばんえい競馬で用いられているのは、この重種である。
重種に属する馬の種類
・ペルシュロン…毛色は青毛、芦毛が多く、サラブレッドに比べ足が短く、胴が太い。性格はおとなしく鈍重だが、非常に力が強いその強い力を生かし、馬車馬、挽馬、ショーなどに使われる。
体高:約160~170cm 体重:約800~1,000kg
・クライズデール…毛色は鹿毛、青鹿毛が主で、頭部、四肢に白徴が見られるのが一般的。
頭の幅が広く、鼻孔が大きい。頸は長く、湾曲していて背は短くたくましい。
大型の馬の割には動きが敏捷で乗合馬車を引く馬として長く用いられてきた。
体高:約160~170cm 体重:約800~1,000kg
・シャイヤー…原産国はイギリス。非常に大型の馬体と強い力、脚のふさふさな毛が特徴。気性は大変おとなしい。
10馬力を遙かに超える力の強さを生かして挽き馬として使われていた。
体高:約180~185cm 体重:約1,000~1,200kg
その他には、ブルトン、ベルジャンなどがいる。
【ポニー種】
特定の品種を指すわけではなく、馬のタイプの一つであり、大人になっても体高が147cm以下の馬の総称である。
人を乗せた状態で100mで、時速40km/hで走ることも出来ます。
ポニーの代表的な種類
・シェトランドポニー…イギリス原産。主に乗馬や引き馬として使われる
体高:約100cm 体重:約250kg
・ハフリンガー…オーストリア原産。主に乗馬や引き馬として使われる
体高:約130cm 体重:約350kg
・ウェルシュマウンテン…イギリス原産。主に乗馬として使われるが馬車用としても使われる
体高:約120~130cm
・ハクニーポニー…イギリス原産。馬車用としても使われる
体高:約130cm
・コネマラポニー…アイルランド・コナハト地方原産。四肢は短めで、乗馬、農耕用
体高:約130~140cm
・ファラベラ…アルゼンチン原産。シェトランドポニーを改良したもの。
あまりに小さいため乗馬には使えずペット用
体高:約70cm程度であり中には成馬で40cmのものもいる。
その他には、ミニチュアホースや多くの東アジアの馬の起源である蒙古馬(もうこうま)などがいる。
・ハフリンガー…オーストリア原産。主に乗馬や引き馬として使われる
体高:約130cm 体重:約350kg
・ウェルシュマウンテン…イギリス原産。主に乗馬として使われるが馬車用としても使われる
体高:約120~130cm
・ハクニーポニー…イギリス原産。馬車用としても使われる
体高:約130cm
・コネマラポニー…アイルランド・コナハト地方原産。四肢は短めで、乗馬、農耕用
体高:約130~140cm
・ファラベラ…アルゼンチン原産。シェトランドポニーを改良したもの。
あまりに小さいため乗馬には使えずペット用
体高:約70cm程度であり中には成馬で40cmのものもいる。
その他には、ミニチュアホースや多くの東アジアの馬の起源である蒙古馬(もうこうま)などがいる。
【日本在来種】
日本在来種は8種で、北海道和種以外は非常に飼育頭数が少なく、蒙古馬系に属する比較的大型のポニーに含まれる。
日本在来種に属する馬の種類
・北海道和種(ほっかいどうわしゅ)…北海道を中心に飼育されていて、道産子(どさんこ)の呼び名で親しまれている
毛色は様々で、厳しい自然の中での生活で鍛えられた丈夫な体質、体力を持ち合わせているのが特徴。
日本在来馬の約75%を占めている。
毛色は様々で、厳しい自然の中での生活で鍛えられた丈夫な体質、体力を持ち合わせているのが特徴。
日本在来馬の約75%を占めている。
体高:125~135cm 体重:約350~400kg
・木曽馬(きそうま)…長野県木曽地域(木曽郡)を中心に飼育されている。短足胴長で体の幅が広い。
一般的におとなしいが、気性の激しい馬も少なくない。山間部で飼育されていたので、足腰が強く、丈夫
一般的におとなしいが、気性の激しい馬も少なくない。山間部で飼育されていたので、足腰が強く、丈夫
体高:約130~140cm 体重:約350~420kg
・宮古馬(みやこうま)…1991年1月16日に沖縄県の天然記念物に指定されている宮古島(沖縄県)で飼育されてきた馬。
農耕馬として利用されてきた8種の日本在来種の中で頭数が1番少ない。
農耕馬として利用されてきた8種の日本在来種の中で頭数が1番少ない。
体高:約110~120cm
その他には、野間馬(のまうま)、対州馬(たいしゅうば)、御崎馬(みさき
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