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【馬との付き合い方を考える】

SP_week

2017/1/23

馬との付き合い方を改まって考えることはなかなか無いと思います。
自分にとって特に問題のあることではないから考える必要もないと思うこともあります。

ですが馬は違います。


人と馬の大きな違いは、人は乗馬をしている時間、馬と触れ合う時間はごくわずか。
馬は乗馬されている、人と触れ合う時間はほぼ毎日。

馬の仕事に従事している人は馬といる時間は長いですが
ほとんどの人は馬に触れ合わない時間のほうが多いでしょう。
馬は人と触れ合う時間はその馬の生涯そのものとも言えます。
人間によって飼育管理されている動物なので人の手がとても大切なのです。


それは乗馬クラブのスタッフさんだけのことではありません。
人の接し方によって馬は対応を変化させてきます。
馬が人に嫌悪感をもってしまうような行為をされたとき、場合によっては、その馬にとってとても苦痛な生涯となってしまうかもしれません。

そうならないよう、馬の気持ちを理解し、馬と心を通わせるように接してあげることが大事です。

馬との付き合い方

本来馬の性質はおとなしく、人にもよくなつきます。
その反面、警戒心が強い動物でもあります。

いろんな場面でどのように接してあげるのかは違ってきますが
馬の本来の性質を考えて行動してあげると馬はとても安心します。

馬の性質

馬は草食動物で捕食者から逃げるという本能を持っているので、自分の身に危険が迫ったときは逃走しようとします。
これがすべての根源で、突然の音にびっくりしたり、急な動きにびっくりしたりするのは、聴覚、視覚、嗅覚などが発達し、何か危険が迫ったときにすぐに反応できるようにしているのです。

馬に近づくときは左側からと言われるのは
馬は物事をすぐに理解する力は高くないですが、長期記憶はとても優れており習慣性の強い動物なので、同じ事を繰り返し行うと、馬もちゃんとなれてきてくれます。

人が騎乗するときは人の利き足に関わらず左側から騎乗するので、それと合わせて馬は左側から近づかれることに慣れているのです。
競馬の騎手も基本的には左側からですね。

では馬が怖がる行動としてどんなことがあるのかというと
・突然の大きな音
・馬の視覚では見えにくい真後ろと真正面から近づく
・急な大きい動き
などなどたくさんあるのですが、多くは不意な動作や音に驚き怖がります。
また、人が馬を怖がっていることに馬も怖がります。

馬との正しい接し方はコレだというものはすべて説明しつくせませんが、声をかけてあげるのはとても大切です。

馬に近づくときも声をかけながら近づくと、視覚と聴覚で人をたしかに捉えられるので馬は安心します。
言葉を理解できるわけではありませんが、音としてちゃんと捉えています。

また名前も毎回同じ呼び方をしてあげると馬は理解してくれているかもしれません。
ペットとして犬を飼うときもころころ違う呼び方をするより、同じ呼び方で統一したほうがちゃんと理解するということが紹介されたりしていますね。

はっきりと人間の言葉が理解できなくとも、馬なりにちゃんと理解してくれようとしてくれているかもしれませんね。

馬との付き合い方
・馬の左前方側から近づく
・声を掛けながら近づく
・馬の後ろ側や真正面から近づかない
・声を掛けてあげる
・怖がらない
・不意な動作や物音をたてない

他にもあるかもしれませんが、馬の性質を理解し愛情をもって接してあげると馬もきっと安心して喜んでくれると思います。

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