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【速歩について】

2018/10/23

速歩(はやあし)は右前と左後、左前と右後の斜めの脚が同時に
着地・離地する歩法です。

そして、その速歩をするときに騎乗者の基本的な乗り方は2種類。

1つは軽速歩(けいはやあし)
速歩のとき馬の動きに合わせて鐙に立つ、鞍に座る、を繰り返し、速歩の反動による人馬への負担を軽減する乗り方

2つめは正反撞(せいはんどう)
軽速歩せず馬の速歩の反動をそのまま受ける乗り方。

この正反撞は乗馬をされて間もない方だと反動の衝撃をまともに受けてしまいます。

バランスがうまく取れないので、お尻に強烈な反動を何度も何度も受け、かなり痛んでしまいます。

そんなときに大活躍するショーツがあるので、痛みに悩んでおられる女性はぜひ着用してみてください。
EQULIBERTA 衝撃吸収 ライダーゲルショーツ

では、なぜこのしんどい正反撞を行う必要があるのか?軽速歩してればいいんじゃないの?

正反撞を行う理由は騎乗中の正しい姿勢、バランス、脚の位置などを覚えるためなんです。

軽速歩は立つ、座るの繰り返しで見た目としてはすぐにできるようになりますが
 
手綱で引っ張って立っていたり、座るときに強く座ったり、坐骨を捉えられていなかったり
 
実はバランスが取れていない軽速歩は馬に負担をかけているのです。

正しい軽速歩ができるようになるためにも正反撞で正しい騎乗姿勢を覚えましょう。

軽速歩には手前を合わせることが求められます。

左回りのときは左前肢が後ろに引いたとき(右前肢が前に出たとき)に騎乗者は立ちます。

左前肢が前に出たとき(右前肢が後ろに引いたとき)に騎乗者は座ります。

右回りのときはこれの逆になります。

ではこの手前を合わせる行為は何のためにあるのでしょう

騎乗者は前肢を一瞬見て手前を判断するのですが、その目的は後肢の負担軽減にありました。

コーナーを回るとき内側の後肢が踏み込んだときに騎乗者は立ち上がっているので、馬は楽に回ることができます。

そして左回りと右回りを入れ替えて運動する理由も同じように負担軽減の意味があります。

ずっと同じ方向の回りが続くと、同じ肢だけに負担がいくので、疲れがたまらないように交互に行うようにしているんですね。

実は知らなかった!という人もかなりいるのではないでしょうか?!

馬の体の構造と運動時の体の使い方に基づいて乗馬のレッスンは行われているんですねー

「人」と「馬」ともに快適な乗馬ができるように、正しい速歩をしっかり学びましょう!
 

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