基本の動作③【~馬にたずさわる人全てが調教者~29】
今回は初心者の方もベテランの方も、あらためて基本の構えと動作を確認して頂きたいと思います。
確認方法として効果的なのは自身の運動しているところを動画に撮って細部まで確認して見てください。
結構怖い事になっているかもしれません…。
・あなた自身、バランスが取れた状態で馬にまたがっていること。
・上体は垂直に構え座骨を左右均等にして背骨を出来るだけ真っ直ぐに構えていること。
・腕が体の真横になるように胸を開き、肩の力を抜き腕が真下へ堕ちている状態をつくります。
肘をそのままの位置で手綱を保持します。
・手綱の保持、拳は馬の口に近い方の手綱を小指と薬指の間に挟み手前の手綱を手の中に入れ親指と人差し指で押さえるように連結します。手首はけして折らないように構えます。脇は開かないようにして馬の口から肘までが直線上にあるようにします。
・股関節、膝関節、足首の関節を自由に動くバネになるように構えます。
・鐙を踏む、長い鐙の馬場馬術姿勢、短い鐙の障害馬術姿勢どちらの姿勢にしても足首がしっかり折れる長さにして足の親指と小指のつけ根辺りで踏みます。
・ふくらはぎが馬体に密着して安定していること。
・かかとが自身のお尻のラインと一致した位置に安定していること。
上記の姿勢を保ちながら、身体の各所が違った動きを自由に出来なければなりません。
次回は基本となる動作を解説していきます。
自分の動画、ぜひ撮ってみて下さいね。
平成31年1月
長谷川 雄二
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