馬場馬術って?競技内容や日本代表選手選考について
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前回に引き続き、オリンピックの馬術競技について解説していきたいと思います!
第2回は、馬場馬術競技について。
馬場馬術の日程は以下の通り。
・ 個人予選兼団体予選(グランプリ)
7/25, 7/26
・ 団体決勝(グランプリスペシャル)
7/28
・個人決勝(グランプリ自由演技)
7/29
馬場馬術は「馬術のフィギュアスケート」とも呼ばれています。
個人(団体)予選、団体決勝で行われる規定演技(グランプリ、グランプリスペシャル)では、全人馬が決められた同じ演技を行い、演技や技の正確さ、ライダーの姿勢などの平均点を競います。
そして個人決勝で行われる自由演技では、選手が各自事前に用意した演技を音楽に合わせて行います。演技には決められた技を組み込み、その技術点や芸術点などの平均点を競います。
特にこの自由演技はフィギュアスケートによく似ていますが、大きな違いは「音楽」。
馬場馬術の音楽は、1曲を丸々使用するわけではなく、馬の走り方に合わせて曲調を変えたメドレーの様な曲を使用します。
馬の歩様は常歩なら4ビート、速歩なら2ビート、駈歩なら3ビートとなりますが、馬の大きさや走り方によってビートの間隔も違うので、いかにその人馬に合った曲を選び、なめらかに曲と曲が繋がっているかによって芸術点に大きな差が出るのが面白いところ。
良い自由演技を観た後は、ひとつのドラマを観終えた感覚になります。
そんな馬場馬術競技の日本代表3人馬の選考方法は、以下の通りです。
来年1/1〜5/24のCDI(国際大会)の3競技の平均が高い4人馬を選考
(4/1〜5/24の1競技の最も高い平均と、それを除く1/1〜5/24の2競技の平均をカウント)
↓
その4人馬で来年6/2〜7に開催されるCHIOアーヘン(ドイツの国際大会)に参加し、最終得点率が高い3人馬を日本代表に選考
すでに陸上など他競技で代表選手が決まり始めていますが、馬場馬術の代表人馬は東京オリンピック開催の約1か月半前に決まるということになります。
ドキドキですね!
もし質問などがあれば、私のツイッターアカウント(@maricardo821)や質問箱にどうぞ。
次回は馬場馬術の見どころやオススメの日程、そして観戦ポイントなどをご紹介したいと思います。
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