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美しい「馬のたてがみ」に注目!たてがみの意外な役割とは?

2023/6/2

たてがみがなびく馬のイメージ

馬の魅力を引き立たせている「たてがみ」。
風になびいているたてがみは、かっこいいですよね。

そんなたてがみに意外な役割があるのを知っていますか?

今回は、美しいだけではなく色々な役割を持っている、たてがみについて紹介します。

この記事で分かること

・「たてがみ」はなぜあるのか
・たてがみのお手入れについて
・たてがみを編み込みする意味

ずばり、「たてがみ」はなぜあるの?

たてがみがなびく馬のイメージ

たてがみのある動物は、意外といることにお気づきですか。

馬の他にライオン・チーターの幼獣・シマウマ・キリン・イノシシ・ラクダなど、数えあげればきりがないほどいます。

その中でもたてがみがある動物の代表といえばライオン。
顔を覆うようにあるライオンのたてがみは、威嚇するためであったり、相手の攻撃から身をまもるためにあるといわれています。

また、馬と同じ草食動物のシマウマやキリンにもたてがみはありますが、馬に比べると短くてツンツンと立っています。

たてがみがある動物はたくさんいますが、たてがみの見た目や役割は動物によって違います。

では馬のたてがみはなぜあるのでしょう。

そこには「かっこいい!」「きれい!」など、見た目だけでない役割があるのです。

猫のひげのように触角の役割を果たす

馬は350°見ることができる広い視野を持っていますが、実は上が見えません。

何かを警戒して首を上げて遠くを見ても、自分の頭上は確認できないのです。

そこで猫のひげのように、触覚の役割が馬のたてがみにあることで何かに触れたときに対応できるようになっているのです。

私たち人間の髪の毛に似ているのかもしれません。髪に何か触れると感じることができますよね。

雌をひきつけるため

また牡の馬にとってたてがみは、異性へのアピールになるそうです。

人間が競馬で競走馬を選ぶときは体型・毛艶・足元などを見ますが、雌の馬は牡のたてがみを見て判断しているようです。

いったい、どんなたてがみの馬が魅力的なのでしょうか。

雌の馬に聞いてみることはできませんが、どうやら毛艶がよく、ボリュームがある長いたてがみの牡がモテる傾向にあるようです。

どうやら雌は、「ふさふさのたてがみを持つ馬は強そう=生命力が強そう=いい子孫が残せそう」と感じるようです。

首の温度を調整するため

マフラーのイメージ

人間は寒いときはマフラーなどで首を温めて、反対に暑いときの熱中症対策には首を冷やすなどして、首で体温調節をしています。

では、なぜ「首」なのでしょうか。
それは首に太い動脈があるからです。

この動脈を温める/冷やすことで血管内を流れる血液の温度が調整され、血液が全身を回るので効率的に体温調節をすることができるのです。

そして人間と同じように、馬の首にも太い血管があるため、馬にとっても首は体温調節するための重要な部分といわれています。

しかし、馬がマフラーをしたり、保冷剤を当てながら体温調節をしているところはなかなか見ないでしょう。

そこで、どのようにたてがみが温度調節の役割をしているのか説明します。

例えば寒冷地原産の馬とサラブレッドを見比べると、体毛の長さだけでなくたてがみのボリュームもかなり違うことに気が付くと思います。

このように寒冷地原産の馬は、体温が奪われないよう長いたてがみで首を覆っている品種が多いです。

一方、温暖な地域の馬の方がたてがみのボリュームは少なく、また熱がこもりにくいよう直毛に近いサラッとしたたてがみをしている傾向があります。

さらに現代の乗馬クラブなどでは暑さ対策として、たてがみをうすくすいてあげたり、結ってあげたりして、首に熱がこもらないようにもしているようです。

たてがみのお手入れについて

ここまでで、たてがみが馬にとって大切なものであることが理解できたかと思います。

そんなたてがみ。普段の感謝も込めて、丁寧にお手入れをしてあげたくなりますね。
ここからは馬のたてがみのお手入れにおすすめのグッズを紹介します。

〈 ジョッパーズおすすめ 〉馬のたてがみのお手入れ用品

EQULIBERTA たてがみ&しっぽブラシ

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¥1,680 税込

サイズ感やクシの目の粗さがちょうど良く、使いやすいデザインのブラシ。
ブラシの先が丸く弾力のある素材で、あたりが優しいのがポイントです。

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WALDHAUSEN たてがみ用 カラフル ゴム

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¥1,080 税込

馬のたてがみを編み込むときに使用するカラーゴムです。
6カラーがランダムで入っています。カラフルで可愛い編み込みヘアに!

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Cowboy Magic ディタングラー&シャイン 16oz)

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たてがみを編み込む意味は?

たてがみを編み込んだ馬のイメージ

馬術の競技会などではキッチリとたてがみが編んである馬を見かけることありませんか。

そのままでも十分きれいな気がしますが、なぜ編むのでしょうか?
それは、おしゃれ感覚というのもありますが、騎乗する人間に合わせてという理由もあります。

馬場馬術競技では騎乗する人間は「正装」が求められています。
そこで馬も身だしなみを整える意味でたてがみを編み込むことがあります。

しかし、このような競技会では編み込みが必須ということではありません。
それでも首の筋肉を美しく見せ印象をよくするために、編み込みをすることもあります。

ヨーロッパ流 たてがみの編み方をご紹介!

馬場馬術競技では、「馬を魅力的にみせるため」といっても、華美な装飾は禁止されています。

そのため、馬のたてがみを編むときにカラフルな髪ゴムは使えませんし、リボンや飾りもNGです。

馬場馬術では「馬本来の美しさが際立つ身だしなみ」が求められます。

そんな馬場馬術でも使える、ヨーロッパ流のタテガミの編み方について紹介します。
必要な物はクシ・ゴム・針・糸です。

ーーーーー

①まず、たてがみを等間隔に分けます

②三つ編みをして、先端は半分に折りゴムでまとめます

③あらかじめ糸を30センチほどに切っておいて、糸の先を片方結んでおきます

④針を使って、ゴムで折りたたんだタテガミの先端部分の真ん中に糸を通します

⑤くるくると内側にタテガミを巻き、形を整える

⑥団子状に整えたタテガミに、手前から奥へ糸を通す

⑦奥から手前に通す

⑧⑥と⑦の作業を何度か繰り返し、しっかりお団子をまとめて余分な糸を切ったら完成!

ーーーーー

言葉だけの説明では難しいと思うので、写真が付いた説明のリンクを紹介します。
ぜひ、下記のサイトを参考に覚えてみてください。

関連記事:ヨーロッパ流 タテガミの編み方(馬場馬術)

まとめ

たてがみが美しい馬のイメージ

馬の美しさを引き立てるたてがみ。
実は美しいだけではなく、触角の役割や異性へのアピール、首の温度調整など、その役割はしっかりありました。

また、そのままでも美しいたてがみですが、馬術競技の競技会では魅力を最大限に引き出すためにもたてがみを編み込むことがあります。

そんな馬のたてがみ、馬専用のアイテムできちんとケアをしてあげましょう。

そして最大限に魅力が引き出せる、編み込みの仕方を研究してみるもの楽しそうですよね。

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