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これから乗馬を始めてみたい方へ。初心者でも気軽に楽しめる、乗馬の魅力をご紹介!

2023/8/25

乗馬の魅力のイメージ

乗馬には興味を持っているのに、初心者には敷居が高くてなんだか一歩が踏み出せない。

この記事では、そんな初心者の方に向けて乗馬の魅力をお伝えします。

乗馬は初心者からベテランまで気軽に楽しめる生涯スポーツなんですよ。

この記事で分かること

・乗馬の魅力とは?
・馬との触れ合いでリフレッシュ
・ダイエットや健康維持への効果
・いくつになっても見つかる楽しみ方
・ライセンスや競技会へ挑戦できる
・乗馬を通して仲間とつながる

人生が変わる?乗馬の魅力とは

2頭の馬のイメージ

乗馬の魅力も楽しみ方も、乗り手の数だけ存在します。
乗馬や馬との出会いは日常にたくさんの豊かさをもたらしてくれるものだからです。

誰でも初心者からスタートして、今ではNo Horse No Lifeの乗馬愛好家も多いのではないでしょうか。

ここでは、そんな乗馬の魅力から厳選したほんの一部をご紹介します。

馬と触れ合い、日常と離れることでリフレッシュできる

乗馬をする女性のイメージ

乗馬愛好家のほぼ全員が、馬とのふれあいを乗馬の魅力に挙げるのではないでしょうか。

馬は穏やかな動物です。
たまにわがままを言うこともありますが、基本的には従順で人によく慣れます。

社会性が非常に高い動物だと言われており、セラピーアニマルとしても活躍しています。

初心者で乗馬はまだ少し早いという方には、馬と触れ合うだけでも癒し効果が発揮されます。

馬の平熱は37.5〜38.0度程度。
人間の平熱より少し高めなので、触ったときに優しいぬくもりが感じられます。

スムースな被毛や豊かなたてがみなどを触ると、何とも言えない心地よさがあります。

騎乗したり、お手入れをしたり、一緒にいることが長くなってくると、馬も乗り手のことを覚えてくます。

手入れをしているときに顔を寄せて甘えてきたり、激しい前掻きでおねだりをしてきたり。
言葉が通じないながらも、体を使って自分の意思を一生懸命に訴えてくる姿はとてもかわいらしいですよ。

また、都市の喧騒から離れた場所にある乗馬クラブに通うことによって、馬を中心とするゆったりとした時間の流れを感じることができるのではないでしょうか。

緑や自然に囲まれた環境でスポーツをすること自体もリフレッシュにつながっているのかもしれません。

ダイエットや健康につながる

乗馬をする女性のイメージ

乗馬は負荷が高く、脂肪を燃焼しやすい有酸素運動であるため、ダイエットや健康維持には最適です。

しかし、騎乗したことがない人から、乗っているだけじゃないかと言われたことはありませんか。
実際にどうなのか、検証してみましょう。

運動の負荷を測る方法はいろいろとありますが、運動強度を心拍数で計算する方法を見てみましょう。
ここではカルボーネン法を紹介します。

カルボーネン法では運動強度を(運動時心拍数ー安静時心拍数)/(最大心拍数ー安静時心拍数)×100で計算することができます。

最大心拍数は220ー年齢で求めることができます。

30歳の人なら1分間あたりの心拍数が最高で190拍前後になるということです。
最大心拍数を実際に計測するのは難しいため、この数式が使われています。

運動強度は高いほど、負荷の高いことを示します。

レッスン中に筆者の運動時心拍数を測ってみました。
メニューは常歩、速歩と駈歩です。

運動時最高心拍数は約150拍/分。
レッスン中は110〜125拍/分前後を記録していた時間が長く続いていました。

カルボーネン法で運動強度を計算すると、150拍/分は運動強度が約80%、125拍/分は60%、110拍/分は50%でした。

脂肪燃焼や健康維持には40%以上70%未満の運動強度が推奨されています。

1鞍をトータルでみると40〜80%の間で収まっていました。
心拍数の上昇は普段の運動習慣や年齢などの個人差があることも付け加えておきます。

しかし、週1〜2回の乗馬が唯一の運動機会である筆者にとって、効果があることは分かりました。

同じように週1〜2回程度の運動習慣がある方や運動を定期的にしていない方にとっては、ダイエットや健康維持に効果的だと言えるのではないでしょうか。

関連記事:乗馬で健康美を目指そう!ダイエット&運動不足解消に。乗馬の消費カロリーは?

何歳からでも始められ、年齢を重ねても自分のペースで続けられる

イギリスのイメージ

2022年に崩御されたイギリスのエリザベス女王は3歳の時から乗馬を始めました。
馬に夢中になった理由は、初めて触った時に「暖かいベルベット」みたいだったからだそうです。

そこから女王の馬への情熱は冷めることなく、90代になっても乗馬をたしなんでいらっしゃいました。

2021年に運動障害を経験なさったとき、主治医からストップがかかってしまい、9ヵ月間も馬に乗らなかったそうです。

その後、症状が少し改善されたタイミングで、女王は自主的に乗馬を再開しました。
この時、御年96歳。生涯にわたり、乗馬と馬に魅了されていらっしゃいました。

乗馬は幼少時から長く続けることができるスポーツです。

若く体力にみちあふれているころは高い障害をたくさん飛越することが楽しいかもしれません。

しかし、年齢を重ねて、徐々に経験を積むようになると、別の目標や楽しみ方に気持ちが向くことは自然なことではないでしょうか。

乗馬には新たな目標や楽しみ方を受け入れる、いい意味での緩さがあります。

初心者でも自分のペースで自分らしい楽しみ方を追求できるスポーツなので、一生涯、飽きることなく続けられます。

関連記事:乗馬に向いているのはどんな人?馬の競技は男女平等?

ライセンス取得や競技会出場など、さまざまな目標に挑戦できる

乗馬の競技会のイメージ

ライセンス取得や競技会の出場などのイベントを目標に、技術の向上にいそしむこともできます。

全国乗馬倶楽部振興協会が定めた基準による乗馬技能認定、通称・乗馬ライセンス。

認定試験には細かい基準が規定されており、認定対策をすることによって技術を段階的に向上させることができるようになっています。

初心者でも比較的簡単に取得しやすい5級から上級者向けの1級まで、幅広い技量の乗り手に対応できるシステムです。

ライセンスを取得したい場合は、乗馬クラブに相談をしてみましょう。

受験する級や日程が決まれば、それに沿った無理のない練習プログラムを組んでくれるでしょう。
目標を具体的に設定したい方にはピッタリです。

認定試験に合格すれば、顔写真入りのライセンスが発行されて、自分の技量を証明できるようになります。

外乗などで初めて訪れる乗馬クラブでも、技量の目安にもなるので便利です。

クラブや地域で開催している競技会などに参加してみるのもいいでしょう。
同じレベルの仲間たちと切磋琢磨して、技術を上げていくことができます。

競技会では、数字で結果が出るため、自分とパートナーの課題もはっきりします。
そこから、次の目標を見つけることもできるでしょう。

また、1級の乗馬ライセンスが取得できれば、日本馬術連盟にB級資格を持つ騎乗者として登録ができます。

これによって、同連盟が認定している公式の競技会へ出場することも可能になります。

関連記事:乗馬ライセンスについてと乗馬クラブの費用

仕事や家庭とは別の新しい人間関係が生まれる

乗馬をする2人の女性のイメージ

仕事が忙しくなってくると、つい家と職場の往復になりがちです。
育児や介護で忙しくて家族との会話がほとんど、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

過去に厚生労働省が実施した調査によると、40歳以上の男女の悩み事の多くは家庭や職場に関係のあるものでした。

悩み事の当事者に話を聞いてもらうのは、なかなか難しいですよね。

乗馬を始めると、仕事や家庭とは別の新たな人間関係が生まれます。
そこで、仲間と話をすることによって気分転換ができて、精神的にリフレッシュすることができます。

自分の思いを誰かに聞いてもらうとストレスが軽減されることはカタルシス効果と呼ばれ、ストレス解消の有効的な手段とされているんですよ。

乗馬や馬という共通の話題もあるので、初心者同士や初めて会った人同士でも打ち解けるのが早いはず。

様々な経歴を持った、幅広い年齢層の友人たちを通して、さらに新しい世界が広がることもあるかもしれませんね。

まとめ

乗馬の楽しみ方や魅力はここに挙げたものに留まりません。

初心者やベテラン、若者から高齢者まで、それぞれの楽しみ方があり、乗馬にはそれを受け止めるおおらかさがあります。

乗馬は決して、敷居の高いスポーツではありません。
馬に会いに行くような気軽な気持ちで、是非、多くの方に体験乗馬を試していただきたいです。

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