クラブでの乗馬に慣れたら、外乗(がいじょう)・ホーストレッキングを楽しんでみませんか?
クラブでの乗馬レッスンに慣れてくると、気になるのが外乗(がいじょう)やホーストレッキング。
同じ乗馬でも、クラブのレッスンとはまた違った魅力にあふれています。
この記事では、外乗やホーストレッキングに興味を持っている方に向けて、人気のコースや適した服装などをご紹介します。
この記事で分かること
・外乗・ホーストレッキングのメリット、デメリット
・人気の外乗・ホーストレッキングコースをご紹介
・外乗・ホーストレッキングに資格、ライセンスは必要?
・時間と費用の目安
・必要な持ち物や適した服装は?
外乗(がいじょう)・ホーストレッキングとは
外乗は自然環境の中で乗馬を楽しむアクティビティ全般のことで、読み方は「がいじょう」です。
ホーストレッキングとも呼ばれます。
日本には外乗やホーストレッキングの施設がたくさんあり、初心者からベテランまで誰もが楽しめるよう、コースもバラエティーに富んでいます。
旅行に組み込んでみるのも楽しいですよ。
外乗・ホーストレッキングの魅力
外乗やホーストレッキングの魅力はなんと言っても、自然の中で馬と触れ合い、乗馬を楽しめることです。
自然環境が豊かな中での外乗やホーストレッキングは心のリラックスに最適。
四季折々の自然に囲まれて、ゆったりと馬の背に揺られたら、心身共にリフレッシュできることは間違いありません。
外乗・ホーストレッキングのメリット、デメリット
メリットは乗馬を楽しむことに集中できること。
レッスンだとどうしても、「姿勢は大丈夫かな」「合図は上手く送れているかな」と気にしながらの騎乗になります。
外乗やホーストレッキングでは騎乗時の修正点などを気にしすぎることもなく、乗馬自体を純粋に楽しめるのではないでしょうか。
デメリットもいくつかあります。
いつも通っているクラブではないので、乗り手のレベルとコースのミスマッチが起きる可能性があります。
例えば、初心者用コースを選ぶと、自分の馬が前の馬に続いてコースを自発的に進んでいってくれることも多く、乗り手によっては物足りなさを感じることもあるかもしれません。
外乗やトレッキングの施設では、いろんな乗り手をお客さんとして迎える経験が豊富です。
予約時に自分のレベルと希望を伝えて、おすすめのコースを提案してもらうとミスマッチが起きにくくなるでしょう。
安全面については、レッスンと同様にリスクゼロとはなりません。
外乗やホーストレッキングに出ている馬は、突発的なことにも慣れていることが多く、問題は起きづらいです。
しかし、馬も人間と同様、野生動物などに不意打ちされたらびっくりしてしまうこともありえます。
安全装備をしっかりしつつ、馬が乗り手に集中してくれるように工夫をしてみるのもいいかもしれませんね。
種類豊富!人気の外乗・ホーストレッキングコースをご紹介
外乗やホーストレッキングには様々なコースがあります。
技術や好みに合わせてコースを選びましょう。
山や森林の緑を楽しむハイキングコース
山や森林、草原などをハイキングのように楽しめるコースです。
初心者向けの1時間程度のものから、上級者向けの本格的なトレッキングまであります。
コースによっては、ランチの準備があることも。
浜辺での乗馬を楽しむビーチコース
浜辺で乗馬するコースもたくさんあります。
波の音を聞きながら、馬と一緒に海風を切って乗馬を浜辺で楽しめる非日常感が満載です。
ビーチコースには、上級者向けの駈歩を楽しむコースが豊富です。
もちろん、初心者向けのコースもありますよ。
馬と一緒にスイミングを楽しむマリンコース
浜辺で馬と乗馬を楽しむばかりではなく、海でのスイミングまで楽しめてしまうコースもあります。
実は馬は泳ぎも上手なんですよ。
馬と一緒に泳いだり、鞍を付けずに乗ってみたり。
普段、レッスンでは見られない馬の姿も楽しいです。
夕日や月夜を楽しむサンセットコース
夕方に出発をして、夕日や月、星などをゆっくり楽しむコースもあります。
夜が長く、月の綺麗な秋に実施している施設が多いようです。
一面の銀世界を楽しむ雪原コース
雪の降る地方では、冬も雪の中を歩いていくコースが用意されています。
寒い日にキュッキュッと雪を踏みしめる音が静かな雪原に広がります。
馬のぬくもりにもありがたみを感じるコースです。
好きなことを好きなだけオーダーメイドコース
施設によっては、乗り手の好みに合わせたオーダーメイドコースを作ってくれることもあります。
担当者と相談しながら、理想のコースを設計しましょう。
そのほかにも、モンゴルでの外乗ツアーなど海外での外乗・ホーストレッキングツアーもあります。
外乗・ホーストレッキングに資格、ライセンスは必要?
全国乗馬倶楽部振興協会が定めた基準による乗馬技能認定を通称・乗馬ライセンスと呼んでいます。
認定試験には細かい基準が規定されており、乗馬技術を客観的に証明できます。
外乗やホーストレッキングを楽しむために、資格やライセンスの提示はマストではありません。
ただし、乗馬の技術を証明するものとして、施設によっては、コースごとに目安となるライセンスや資格を案内しているところがあります。
乗馬は上達スピードの個人差が大きく、鞍数だけでは実力を把握するのが難しいのです。
そのため、初めてのお客さんを迎える施設や乗馬クラブにとっては、どの資格やライセンスを持っているかが分かると乗り手のレベルの目安になります。
より適切なコースやパートナーの提案が可能になります。
関連記事:乗馬ライセンスについてと乗馬クラブの費用
外乗・ホーストレッキングをするには
外乗やホーストレッキングで騎乗するには、レッスンのときとまた違う準備が必要です。選択するコースによっても変わってきます。ここでは、実際に外乗する際、気になる費用や服装について、ご案内します。
外乗・ホーストレッキングにかかる時間と費用の目安
所要時間と費用は選ぶコースによってかなり幅があります。
初めて馬に乗る人や初心者向けのコースの方は時間も短く、費用も低めです。
上級者向けの駈歩を含めたコースは比較的所要時間も長めで費用も高くなる傾向にあります。
初心者向けの1時間ほどのコースは大体1万円前後。
ビーチライドやマリンコースは値段も上がり2〜3万円程度、所要時間は1.5〜3時間ほどのところが多いようです。
上級者向けの半日コースになれば、4〜5万円くらいが相場のようです。
必要な持ち物や適した服装は?
外乗・ホーストレッキングの際は、上下ともに動きやすい服装にしましょう。
初心者コースであれば、本格的な装備は必要ないことがほとんどです。
山や森の中を進んでいくコースの場合、必ず長ズボンを準備しましょう。
また、上もできれば、長袖の方がいいでしょう。
木の枝等による脚や腕への負傷や虫刺されを予防できます。
虫よけスプレーや日焼け止め、飲み物も持参しましょう。
マリンコースなどで、馬と一緒に泳いだりする場合は水着の着用が必要な場合もあるかも。
施設から馬に乗って浜辺まで行く場合、怪我や日焼けを防ぐために、ラッシュガードを着用するのもいいかもしれません。
詳細は施設に確認してくださいね。
雪上外乗の場合は、暖かい格好をしましょう。
防寒防水のオーバーパンツがあると安心です。
上も防寒防水のジャケットの着用をおすすめします。
着こみすぎると体が動きづらいので、要注意。
温熱素材を使った下着などを上手に活用するといいでしょう。
冬用のグローブ、ネックウォーマーや耳当て、ホッカイロなども持参しましょう。
ホーストレッキングにおすすめ!UVカット機能付きライトブルゾン
ホーストレッキング中の日焼けが気になる女性におすすめなのが、UVカット機能付きライトブルゾンです。
UPF(紫外線保護指数)が最高値の50+なので、しっかり肌を守ることができます。
長時間、日にさらされるロングトレイルでも問題ありません。
また、接触冷感のある涼やかで軽い素材を使っているため、長袖でも暑苦しさはありません。
収縮性にも富んでおり、撥水もすることから、馬のお手入れや装鞍時も動きづらさはゼロ。
ウエストの切り替えが少し高めのペプラムで、騎乗時の腰の動きも邪魔しません。
コンパクトにたためるので、外乗にもレッスンにも持ち運びが便利です。
まとめ
クラブでの騎乗以外にも、外乗やホーストレッキングで乗馬を楽しめることが分かりました。
季節や場所によって、様々なコースがあり、どんなレベルの乗り手でもコース選びに困ることはありません。
いつもと違う環境で非日常の乗馬を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
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