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癒し効果抜群?乗馬で馬に癒されよう!ホースセラピーについて

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2023/9/12

ホースセラピーのイメージ

愛犬や愛猫による癒し効果を実感している方はたくさんいらっしゃると思います。

この記事を読んでくださる皆さんが大好きな馬には、犬や猫のように心理的な癒し効果のみならず、身体的な癒し効果もあるのをご存じですか?

今回は乗馬や馬がもたらしてくれる癒し効果やその効果を利用した『ホースセラピー』について、ご紹介していきます。

この記事で分かること

・乗馬に癒し効果がある理由
・『ホースセラピー』とは?
・ホースセラピーで期待できる効果
・セラピー馬とは
・ホースセラピーを体験するには?

癒し効果抜群の乗馬。その理由とは?

乗馬や馬には、犬や猫からも得られる心理的な癒し効果のほか、身体的にも癒しをもたらす効果があります。

馬の癒しの秘密を一つずつご紹介します。

穏やかで優しい、馬との触れ合いで癒される

ホースセラピーのイメージ

馬は基本的に穏やかで優しく、人間にもよく慣れる動物です。

人間と馬が共存してきた歴史は長く、生き残っていくため、お互いに助け合ってきました。

共存生活の中で身に付けてきたのでしょうか。
馬は顔の表情から人間の感情が、ある程度理解できるという研究結果がでています。

そのため、人が愛情を持って接していれば、馬も理解して受け入れてくれます。

馬と少しずつ関係性を構築していくことによって、心が癒され、人間関係などによるストレスも緩和されます。

馬の体温は人間より少し高めの37〜38度。
騎乗や手入れをしているときに、馬のぬくもりを感じるとホッとしませんか。

このぬくもりには筋肉の緊張を解く効果もあり、リハビリにも最適だそうです。

馬に乗った時の心地よい振動でリラックスできる

ホースセラピーのイメージ

乗馬には、普段の生活では感じることのない独特な揺れがあります。

乗馬療法が効果的である理由の一つに、揺れに含まれる「ゆらぎ」があるそうです。
このゆらぎが自律神経の緊張を緩和して、リラックスできるとされています。

文字通り、乗っているだけで癒し効果を得ることができるのです。

乗馬による適度な運動や非日常の環境でリフレッシュできる

今から20年以上前に「ジョーバ」という馬の動きを模したフィットネスマシンが発売されたのをご存知ですか?

マシン上でバランスを取ることにより自然と筋肉が刺激されるため、乗っているだけで、運動やダイエットになると大人気になりました。

本物の馬に乗っているときは、歩みや揺れも毎回一定ではありません。

馬によっても違いますが、同じ馬でもその日によって微妙に違います。

一定のリズムで「乗っているだけ」でも運動になるところを、毎回少しずつ違う揺れに合わせて体がバランスを取らなくてはならないことから、さらに運動の負荷は高まります。

また、馬が繋養されている乗馬クラブの多くが郊外などの自然豊かな環境にあります。
その自然の中で騎乗すること自体が心のリフレッシュになるとも考えられています。

『ホースセラピー』とは?

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ホースセラピーは乗馬や馬との触れ合いなどから得られる癒し効果によって、心身の機能向上をはかる療法です。

ヨーロッパが発祥と言われていますが、その起源は「医学の父」と呼ばれる古代ギリシャの医師・ヒポクラテスの時代までさかのぼります。
ヒポクラテスは乗馬が治療の難しい疾患を抱えている患者に効果的だと記録していました。

また、東京農業大学の学生さんの研究では、セラピーを受ける側の乗馬に対する否定的な感情は4回目の騎乗で有意に低下したとのこと。

そのため、効果的な治療には4回以上、騎乗するのが理想的なようです。

ホースセラピーで期待できる効果

ホースセラピーで期待できる効果にはどのようなものがあるのか、具体例を挙げながらご紹介します。

身体的な効果

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身体的な障害を持っている方の運動機能の回復や向上に効果的とされています。

例えば、脳に障害があり全身の筋肉を使うのが苦手な方も、馬上の揺れ等により筋力の強化が期待できます。

体のバランスを取るのが苦手な方は平衡感覚が鍛えられるそうです。
ほかにも、柔軟性の強化、内臓機能の改善、姿勢の良化などが期待できます。

1952年、1956年と2度のオリンピック馬場馬術競技で、いずれも銀メダルを獲得したデンマークのリス・ハルテル選手のエピソードをご紹介します。

リス・ハルテル選手は1943年と1944年に、デンマークで障害飛越、馬場馬術のナショナル・チャンピオンとなります。

しかし、1944年の終盤、ポリオに侵され、後遺症として膝から下の麻痺が残ってしまいました。
その後、1947年から馬場馬術の練習を再開します。

乗馬や下馬に介助を必要としたハルテル選手でしたが、逆境を乗り越えて見事メダリストとなりました。

ハルテル選手はポリオで麻痺した筋肉の機能回復に乗馬が効果的だったと話していたそうです。

心理的な効果

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馬との触れ合いには心理的な癒し効果もあります。

乗馬をしたり馬の世話をしたりすることにより、自信が生まれたり、ストレスが緩和されることによってイライラが解消されたりします。

また、対人関係でも積極的になり、協調性が身につくそうです。

日本でも心に傷を負った方や不登校の学生さんを対象にしたホースセラピーのプログラムや牧場が多く存在します。

また、海外では罪を償った後に社会復帰プログラムの一環として、ホースセラピーを取り入れているところもあるそうです。

病気でずっと病院にいる患者さんや施設のお年寄りを訪ねるセラピー馬もいます。

セラピー馬とは

セラピー馬に向いているのは、人間との信頼関係がきちんと構築されており、穏やかで優しい性格の馬。

子供と接する機会が多いので、圧迫感を与えないサイズのポニーが好まれるようです。

また、物音などにも動じない精神力や健康で丈夫なことも大切な資質とされています。

ホースセラピーを体験するには?

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ホースセラピープログラムを実施している施設をインターネットで検索してみましょう。

セラピープログラムは施設や団体によって、内容にもかなり違いがあるようです。

まとめ

馬には、人間の複雑な心身の問題に対して、癒しを与えてくれる不思議な力があります。

背中で揺られているだけでも、体も心も癒されるなんて信じられない方も多いかもしれませんね。

是非1度、ホースセラピーや乗馬をお試しいただいて、馬の癒しパワーを体感してみてください!

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