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競走馬と乗用馬の違いとは?役割や育て方、トレーニング内容などをご紹介!

2024/1/19

競走馬と乗用馬の違いとは?役割や育て方、トレーニング内容などをご紹介!のイメージ

馬は昔から農耕馬・軍用馬などとしても人間の生活に密接に関わってきました。

しかし、農業では機械を使うようになり、軍事には戦車や戦闘機を使うようになり、馬の役割は減ってきています。

現在、馬の主な活躍といえば競走馬・乗用馬がメイン。
それでは競走馬と乗用馬の違いはどのような点があるかご存知ですか。

この記事では二つの違いについて説明します。

この記事で分かること

・競走馬と乗用馬の違いとは
・競走馬について
・乗用馬について
・競走馬から乗用馬になることはできる?
・【豆知識】競走馬と乗用馬の値段

競走馬と乗用馬の違いとは

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競走馬も乗用馬も人間に管理され、人を乗せる点は同じですが、もちろん目的が違います。

簡単にいうと競走馬は競馬という勝負の世界で勝つことを目的に馬を育て、管理します。

一方、乗用馬はお客様が安全に楽しく、乗馬のスキルをあげるために馬を育て、管理しています。

このように目的が違うため、馬の特徴・育て方やトレーニングの仕方も変わってきます。
ここからはそれぞれについて具体的に説明します。

競走馬について

美しい馬たちが勢いよく速いスピードで走り、思わず目を見張るものがある競馬。

そのような競馬のレースに出場する競走馬たちは、どのような馬なのでしょうか。
その種類・特徴・育て方やトレーニングについて紹介します。

競走馬になる馬の種類

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馬には種類があるのをご存知でしょうか。

重たい馬車をひく力持ちの馬、体高が147cm以下でかわいらしいポニー種など、見た目も性格もさまざまな品種の馬がいます。

その中で競走馬といえば「サラブレッド」が有名ですよね。

競走馬は重たい物を引く力より、長い距離を速く走り続ける体力・脚力が必要です。

サラブレッドは18世紀の始め、競馬発祥の地イギリスでレースに勝つために改良・育成された品種ということもあり、日本の競馬でも強い力をみせています。

関連記事:馬の品種は200種類以上!乗馬クラブでよく見かける種類を中心に特徴をご紹介

競走馬の特徴

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競走馬は、競馬のレースで勝つことを目的に育てられます。
またそれ以前に、優秀なサラブレッド同士を掛け合わせ、よりレースに強い馬を誕生させます。

競走馬は馬主に所有され、勝利した賞金は馬主に還元されますが、実際に管理・調教するのはプロたちです。

そして、騎乗するのもプロなので、少々荒くても人を乗せることができます。

競走馬の育て方・トレーニング

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競走馬として生まれた馬は、最初の数ヶ月は母馬と一緒に過ごします。

そして母馬と離れた後はセリにかけられ、馬主に所有されることになり、競走馬としてのトレーニングが始まります。

具体的には1歳ぐらいになると馴致のトレーニングが始まります。
これは人の指示に従うことや馬具に慣れることを目的としたものです。

そして次は2歳の春ごろまで育成期間に入り、調教に必要な基礎体力を付けます。

その後はデビュー戦を目指して、本格的な調教に入ります。
調教では速く走るために、闘争心を付ける・リラックスして走る方法を教えます。

乗用馬について

次に乗用馬についてです。

乗用馬は競走馬と違い、色々な人と触れ合います。
そのため、素人でも扱える素直さや従順さが求められます。

そのような馬になるための乗用馬の特徴・育て方やトレーニングについて説明します。

乗用馬になる馬の種類

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従順な性格、耐久性に優れているなど、乗用馬として向いている種類はアラブ種やアングロアラブ種です。

ところが乗馬クラブにいる馬たちを見ると競走馬と同様「サラブレッド」が多いことに気が付きます。

実はこのサラブレッドは競走馬として産まれたが成績が振るわなかったり、引退した元競走馬なのです。

初心者の中には「元競走馬?そんなに速く走られると怖い!」と感じる人もいるかも知れませんが、そこは問題ありません。

乗用馬になるためには、そのためのトレーニングをきちんと受けています。

乗用馬の特徴

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乗用馬の役割は素人のお客様を安全に乗せることです。

そのために必要なことは、相手がどんな人間でも「上下関係を理解させる」「怯えさせない」「従順である」「我慢ができる」ことです。

その訓練がしっかりできた馬が乗用馬となるため、体が小さい子供でも、馬に伝わる指示を出すことで乗馬を楽しむことができます。

乗用馬の育て方・トレーニング

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乗用馬は競走馬と違い、素人でも育てることができるとされています。

しかし、ここで大切なのが、先ほど説明した「上下関係を理解させる」「怯えさせない」「従順である」「我慢ができる」を覚えさせることです。

生後6ヶ月から3歳までの間に徹底した育て方をすることが大切です。
この期間に一度でも悪い癖を付けてしまうと治すことも大変です。

「三つ子の魂百まで」という言葉は、馬にも当てはまるようです。

競走馬から乗用馬になることはできる?

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馬の寿命は25歳から30歳なのに対して、競走馬は約5歳から7歳で引退します。
つまり引退後の生活の方が長いことになります。

そこでセカンドキャリアとして競走馬から乗用馬になる馬も多くいます。しかし、すぐに乗用馬になれるわけではありません。

競走馬と乗用馬では必要なスキルが違うため、乗用馬になるためのトレーニングが必要になります。

また、そのためには餌代や管理するための費用、人件費もかかるため、引退した全ての馬が乗用馬になれるわけではありません。

【豆知識】競走馬と乗用馬の値段

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颯爽と走る競走馬の美しさ、間近で触れ合える乗用馬のかわいらしさ、ずっと見ていたくなりませんか。

しかし、犬や猫のように簡単に飼えるわけではなさそうです。
そのような馬のお値段、気になりませんか。

競走馬の場合、馬主と一言でいっても、個人馬主・法人馬主・組合馬主・一口馬主などがあります。
ここでは乗用馬と比較しやすいように個人馬主について説明します。

個人馬主の場合、馬を1頭の購入には下は200万円前後、上は億を越えます。

また、購入して終わりではなく、委託料が必要になります。
委託料は毎月、中央競馬では60万円、地方では10万円から35万円ほどかかります。

そして乗用馬も、どのような馬を購入するかで値段に幅があります。

例えば内国産乗用馬市場での最高取引額はおおよそ200〜300万円ですが、無名の引退した競走馬の場合、無料で譲渡してもらえることもあります。

そして乗馬クラブに預託する場合、最初に入厩料や保証金を払う必要があります。

その後、毎月預託料が10万円前後、調教料4〜10万円、運動料2万ほどの支払いが必要になります。

またワクチンや獣医師にかかる費用も馬主が負担することになります。

関連記事:マイホースが欲しい方に!自馬を所有するためにかかる費用、値段の相場

まとめ

同じ馬でも競走馬と乗用馬では役割が違います。
必要なスキルも変わってくるため、トレーニングも変わってきます。

しかし、競走馬の中にはセカンドキャリアとして乗用馬になる馬もいます。

乗馬クラブの中で、「元競走馬」だった馬はいないか、探してみるのもおもしろそうですね。

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