これから乗馬を始める or もっと乗馬が上手くなりたいキッズに!上達のコツやポイントは?

これから乗馬を始めたいお子さんや始めたばかりのお子さんにも、なかなか上達しなかったらどうしようといった心配があるかもしれません。
乗馬は上達のスピードがゆっくりのスポーツだと言われていますが、子供たちにはそんな心配も無用のようです。
今回はお子さんや親御さん向けに、上達のコツやポイントをまとめました。
この記事で分かること
・子供のころから乗馬をするメリット
・上達のコツやポイントは?
乗馬は子供の方が上達が早いって本当?

乗馬は子供の方が上達が早いと言われています。
他のスポーツもそうかもしれませんが、乗馬は特に顕著です。
理由として、子供の体は大人より圧倒的に柔らかいことが挙げられます。
特に乗馬でよく使う股関節周りの柔軟さは段違いです。
そのため、子供は大人と比べると、馬の動きを邪魔することなく、体を動かすことができます。
2つ目に子供は頭で考えすぎず、感覚に素直に従うことが挙げられます。
大人の場合、まずは頭で考えてしまうクセのある方が多いようです。
反対に子供は頭で考えすぎず、感覚に従って体を動かしてみることが自然とできるのです。
それが馬とのコミュニケーションにもつながっていきます。
馬も一頭一頭、違う性格をしていて、体の動かし方も違います。
大人はつい考えてしまいがちですが、結局、頭で考えても、分からないことも多いのかもしれません。
そうであれば、馬たちの反応に対して体を自然に動かしてくれる子供の方が、馬にとっても乗り手の意図が分かりやすいのかもしれませんね。
筆者も小学生の先輩と一緒にレッスンを受けたことがありますが、小学生ライダーの先輩から、たくさん勉強しました。
速歩が止まったら、すぐにはっきりと合図を出すなど基本的なことですが、馬にはダイレクトでわかりやすいコミュニケーションだったのだと思います。
同じ時期に乗馬を始めたのに、あっという間に追い抜かされていきました!
子供のころから乗馬をするメリット

乗馬を習うことは、子供にとってもメリットがあります。
1つ目は、老若男女が集まる乗馬クラブで過ごすことによって、コミュニケーション能力や思いやりの気持ちが養われることです。
家庭や学校は、同じメンバーや同じ年齢層の子供が集まるコミュニティです。
しかし、乗馬クラブにはさまざまなバックグラウンドを持つ老若男女が集まるので、馬談義に花を咲かせることによって、さまざまな年齢層のさまざまなタイプの仲間と交流を深めることができます。
社会の縮図にも近いコミュニティの中で、自分とは違う価値観やバックグラウンドを持つ仲間と交流し、コミュニケーション能力が磨かれていきます。
また、このコミュニケーション能力は対人だけではなく、対ウマにも発揮できるので、まさに一石二鳥です。
学生であれば、スポーツ少年団に加入して活動することもあるでしょう。
年下の新入生が少年団に入ってきた際には面倒を見る機会があり、リーダーシップや他者を思いやる気持ちを育む機会につながります。
言葉を話せない馬に対しても、様子を見ながら対応していくうちに優しさが身についていきます。
乗馬は精神面だけではなく、体づくりにもメリットがあります。
騎乗中に馬の揺れで落ちないよう、乗り手は無意識に体幹を使っているんです。
体幹を使っているうちに、体幹自体や周辺の筋力が発達し、正しい姿勢が身につくことによって、運動神経がよくなったり、集中力が増したり、疲労を感じづらくなったりするメリットがあるとされています。
大好きな乗馬をもっと楽しむために!上達のコツやポイントは?
それでは、大好きな乗馬をもっと楽しむために、上達のコツやポイントについて、おさらいしていきましょう。
日常でも正しい姿勢を意識する

乗馬は姿勢に始まり、姿勢に終わるとも言われるスポーツです。
日常生活のなかでも、肩を開いて、胸を張り、上半身をまっすぐに保てるよう心がけていきましょう。
意識して、きれいな姿勢を保とうとするだけでも、体幹を使います。
普段から姿勢を保ち、体に覚えさせておけば、騎乗をしても同じ姿勢を保てるようになります。
まずは意識することから始めましょう。
子供用バランスボールなどで体幹トレーニングを行う

意識して姿勢を保つことができれば、体幹もある程度、鍛えられていると考えられます。
それでも馬上では揺れがあるため、最初のころは姿勢が不安定になることもあるかもしれません。
そんなお子さんには、バランスボールを使ったトレーニングをおすすめします。
プロの競馬騎手でも使用するバランスボールは、 体幹のトレーニングに抜群の効果を発揮します。
必ず体の大きさにあった子供用サイズのものを用意しましょう。
最初は座っているだけでOKです。
慣れてきたら、遊びながらのトレーニングに挑戦しましょう。
親子で楽しみながらできるトレーニングがYouTubeにもたくさん上がっています。
ボール型に座るのが難しいお子さんにはピーナッツ型もおすすめです。
とにかく楽しんで長く続ける!

スポーツをする上で大切なのは、とにかく続けることです。
そして、何より楽しみながら続けることはさらに重要です。
「自分が好きで続けている」のと「親に言われて続けている」のでは、まったく違います。
誰かに言われて続けているのでは、乗馬のメリットも半減してしまうかもしれません。
乗馬が楽しいお子さんは、少し余裕が出てきたら、自分だけではなくパートナーにも楽しんでもらえるような騎乗ができるようになるといいですね。
騎乗やお手入れを通じて、少しずつパートナーとの信頼関係を構築していくことが大切です。
乗馬は実際にやってみると見ているよりも数段難しいです。
もし親御さんに見学する機会があったら、まずは良かったと感じた点をお子さんに伝えてください。
子供にとっては、早く上達することより、楽しいことが何よりモチベーションになります。
お子さんから求められたら、アドバイスやサポートをしてあげましょう。
まとめ
今回は、これから乗馬を始めたいお子さん、もっと上手くなりたいお子さんやその親御さんに向けて、上達のポイントについてまとめました。
上達をすることも大切ですが、まずは自分と馬の気持ちを大切に楽しむことを目標にしてほしいです。
是非、乗馬をめいっぱい楽しんでくださいね。
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