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【白毛】

2017/10/4

馬の毛色の中で最も白い毛色で、肌がピンク色の馬のことです。

 

白毛はとても珍しくほとんどお目にかかることはできません。

なぜなら白毛が発現する確率は1万~2万頭に1頭誕生するかどうかという極めて低い確率だからなんです。

 

日本で白毛が毛色として認定されたのは1979年ハクタイユーという競争馬がはじめてです。

 

ハクタイユーは競争馬として勝利こそできませんでしたが、貴重な白毛として種牡馬になり白毛の2世誕生に尽力することになりました。

10頭以上もの白毛誕生に貢献しました。

 

またハクタイユーの馬主が義経神社の神主でしたので神馬としても活躍したそうです。

 

ハクタイユーは父ロングエース(黒鹿毛)、母ホマレブル(栗毛)

という血統で、両親はそれぞれ毛色が違い突然変異で誕生したのが白毛ハクタイユーだったそうです。

 

ハクタイユーは現在もその血を引き継ぎ、ハクタイユー→ハクホウクン→ハクホウリリー→ダイヤビジューと4世代白毛を繋ぐことができました!

 

最近は中央競馬でも何頭か白毛を見かけるようになりました。

 

これは「シラユキヒメ」の産駒たちです。

シラユキヒメもハクタイユーと同じく突然変異で誕生した白毛でした。

 

シラユキヒメの父はあの日本競馬界を変えたとも言われる「サンデーサイレンス」で、その産駒で唯一の白毛です。

母もアメリカからの輸入牝馬で、とても血統が良く活躍も期待されましたが残念ながら勝利を挙げることはできませんでした。

 

引退後は産駒に大いに期待が寄せられました。

 

そして白毛の産駒が10頭も誕生し、中央競馬で白毛で初勝利を挙げたホワイトベッセルや、地方競馬で重賞初勝利を挙げたユキチャンなど、シラユキヒメ産駒は大活躍することができました!

 

芦毛も高齢になるととても白くなりますが、白毛の馬は産まれたときから真っ白です。

 

現在もシラユキヒメの産駒は現役で走っているので白毛の馬を見たい方はぜひ見に行ってみてください♪

神々しさすら感じる純白ですよ!

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