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鐙(あぶみ)の使い方・お悩みを解決!

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2023/4/25

鐙のイメージ

鐙(あぶみ)は乗馬をするうえでとても大切な馬具のひとつです。

そんな鐙ですが、乗馬初心者の方の中には

  • ・騎乗中にすぐに脱げてしまう
  • ・自分の適切な鐙の長さが分からない
  • ・どのように使うのが正解なのか分からない

など、様々な悩みの種となっている方もいるのではないでしょうか。

このような悩みの多くは「鐙に対する正しい知識」が無いことや「失敗の原因」が分からないことで起こってしまいます。

そこでこの記事では、読者の皆さまが鐙に関する悩みを解決できるように、鐙についての正しい知識と失敗の原因、その解決方法について詳しく解説していきます。

この記事を読むことで鐙の使い方が分かるだけでなく、鐙に関する悩みを解決する方法を次回のレッスンからすぐに実践できるようになります。

この記事で分かること

・鐙と鐙革について
・鐙の長さ合わせの重要性
・鐙を適切な長さにする方法
・鐙についての悩みの主な原因
・鐙に関する悩みを解決するためのレッスン方法

鐙(あぶみ)ってどんな道具?

鐙のイメージ

鐙とは鞍の左右についている馬具のことです。

鐙は主に、人間の体重を支える役割をもっており、騎乗するうえで非常に大切な馬具と言えます。

鐙の種類は様々あり、最も一般的なつり鐘型のものや、足を置く部分に角度がついており踏みやすくなっているもの、落馬した際に足が外れやすいような工夫がされてあるものなどがあります。

自分にあった鐙を選ぶようにしましょう。

鐙革(あぶみがわ)とは

鐙革とは鞍と鐙を繋ぐもののことで、革で作られています。

鐙革には鐙の長さを調節するための穴が複数開いており、騎乗者の足の長さによって調節できるようになっています。

鐙の長さについて

鐙の長さは鐙革の金具を操作することで変えることができます。

鐙の長さは騎乗するうえでとても大切です。

しかし、鐙の長さを意識して騎乗している方は少なく、鐙の長さが原因で失敗してしまっている方も多いです。

ここからは鐙の長さについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

鐙の長さ合わせの重要性

乗馬のイメージ

馬に騎乗する際には、鐙をその人に合った長さに調整する必要があります。

鐙を適切な長さに調節することで、体重をしっかりと鐙で支えることができ、快適に騎乗することができます。

一方で、鐙が長すぎると足まで体重が伝わらず、鐙が脱げる原因となります。

また、鐙が短すぎると騎乗者の重心は自然と高くなってしまいバランスが崩れ、落馬の危険が大幅に上がってしまいます。

その他にも、鐙の長さが不適切だと正確なバランスを身に付けることができず、練習効果が薄れてしまいます。

このように安全に乗馬を楽しむためにも騎乗前の鐙の長さを合わせることは非常に大切と言えます。

ずばり、長さの目安はこちら!

鐙の長さの目安は、馬上で姿勢を正し骨盤を立てた状態で、足を脱力して真下におろしたときに鐙の踏む部分(ステップ)がくるぶしあたりに来るくらいの長さです。

騎乗する前に長さを調節したい場合は、鞍と鐙革が繋がっている付け根に指先を当てて腕を伸ばした時、鐙のステップがわきの下に来るくらいの長さに調節すれば適切な長さになります。

また、これらの方法はあくまでも目安であり、鐙の適切な長さは個人の乗り方のクセなどによってやや変化するので注意が必要です。

鐙にかかる体重は左右均等に

鐙にかかる体重は左右均等にしましょう。
左右均等に体重をかけることでバランスが取りやすくなります。

鐙に左右均等に体重をかけるためには鐙の長さを左右で同じにしなければいけません。

鐙の長さが左右均等かどうかの確認方法は「鐙革の穴の位置を確認する」「立ち上がってみて足が水平の位置にあるか確認する」「正面から確認してもらう」などがあります。

意外と多い?鐙に関するお悩み

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鐙に関する悩みの中で最も多いのが「正反撞や駈歩で足から鐙が外れる」「気づくと鐙を深く履いてしまっている」の2つです。

実は、この2つの悩みはどちらも同じことが原因で起きてしまっています。
ひとつずつ詳しくみていきましょう。

原因① 膝のクッションが効いていない

まず一つ目の原因は、膝のクッションが効いていないことです。

正反撞や駈歩ではどちらも深く沈む瞬間と突き上げられる瞬間があります。

その際に膝のクッションが効いていないと、足は激しく上下してしまい、結果的に鐙が外れたり深く履いてしまったりしてしまうのです。

膝のクッションが効かなくなってしまう原因は体が硬直してしまっていることです。

正反撞や駈歩は体が大きく揺れるためどうしても体が硬直してしまいがちですが、まずは下半身だけでも脱力して真下に足を下すことを意識してみましょう。

そうすると、鐙にしっかりと体重をかけることができ常に適切な位置で鐙を踏むことができるようになります。

原因② かかとがつま先より高くなっている

二つ目の原因として、かかとがつま先よりも高くなっていることが挙げられます。

鐙を踏むときのかかととつま先の関係は、水平もしくはかかとがやや下にくるのが理想的です。

かかとがつま先よりも高くなってしまうと鐙に体重をかけられず、鐙が外れたり深く履いてしまう原因となります。

どうしてもかかとが上がってしまう方は、普段よりも鐙を短くしておくとかかとが下がりやすくなりますのでぜひ試してみてください。

お悩み解決に効果的なレッスンは?

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ここまで「正反撞や駈歩で足から鐙が外れる」「気づくと鐙を深く履いてしまっている」という悩みの原因について紹介してきました。

では、この悩みを解決するためにはどのようなレッスンをすれば良いのでしょうか。

ここでは鐙をしっかりと踏めるようになるために効果的なレッスン方法について紹介します。

鐙上げ

鐙上げとは鐙を鞍の上にのせて、鐙を使えない状態で騎乗するレッスン方法です。

このレッスン方法では足を脱力して真下に下げる感覚をつかむことができます。

このレッスンをする際は股関節周りの筋肉に力が入ってしまったり、膝で鞍を挟んでしまうことが多いので注意が必要です。
常に脱力した状態で実践することで高い効果を得られます。

また、鐙上げでは非常にバランスが取りにくくなっています。
そのため初心者のうちは常歩だけにしておきましょう。

立ち乗り

立ち乗りとは鐙のうえで立った状態で馬を進めることです。
別名でツーポイントと表現されることもあります。

立ち乗りをすることでかかとを下げる感覚と左右均等に体重をかける感覚をつかむことができます。

立ち乗りでは目線が下に落ち、背中が丸まってしまうことが多いので常に胸を張って目線を前にしておくことを意識しましょう。

自分の鐙と鐙革を持ってみよう!

鐙や鐙革は騎乗バランスに大きく影響するものです。

そのため毎回違う鐙や鐙革を使用すると前回とは異なる感覚で騎乗する必要があり、とても難易度が高くなります。

そこでおすすめするのが鐙と鐙革を購入することです。

そうすると、毎回同じ感覚で乗れるだけでなく、馬が変わってもあまり感覚が変わらずに騎乗することができます。

ジョッパーズでは、初心者の方にも扱いやすい「鐙(あぶみ)」や「鐙革(あぶみ革)」を取り扱っています。是非ご覧ください。

また、鐙革は革製品であるため適切にお手入れをしないと劣化が早くなってしまいます。
長く使用できるようにこまめなお手入れを忘れないよう注意しましょう。

革製品の適切なお手入れの仕方は以下の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

梅雨時期の馬具のお手入れについて

まとめ

鐙の基本的な知識や悩みの解決方法などについてしっかりと理解できましたでしょうか。
この記事の重要なポイントをまとめると以下の通りです。

この記事のポイント

・鐙は体重を支える大切な馬具
・鐙の長さ調節はバランスに大きく影響するため重要
・鐙の長さの目安はステップがくるぶしに来る長さ
・「正反撞や駈歩で足から鐙が外れる」「気づくと鐙を深く履いてしまっている」ことの原因は膝のクッションが使えていないこととかかとが上がってしまっていること
・鐙をしっかりと踏めるようになるには「鐙上げ」と「立ち乗り」がおすすめ
鐙と鐙革を持つと毎回同じ感覚で乗りやすくなる

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