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蹄のお手入れ方法&注意点!~初心者編~

2019/10/11

今回は蹄のお手入れのひとつ「裏堀り」について書きたいと思います(^ ^)

 

馬のお手入れで「裏堀り」をするのは基本中の基本。

 

馬房にいる状態であれば、ボロや尿を含んだおが粉、また外にいる状態であれば土、泥などが詰まったままになってしまいます。

これによって汚染された水分が蹄の内部に侵入し、蹄質が悪くなり蹄病()の発症の原因となります。
蹄叉腐爛(ていさふらん)、蟻洞(ぎどう)など。

 

馬にとって蹄は「第二の心臓」とも言われるほど大事な役割をしており、蹄の病気が原因で命を落とすことも・・・。
ですので、きちんとお手入れをして蹄病予防してあげましょう。

 

裏堀りはお手入れとしては特に難しい作業はありません。
ただ、不慣れなうちは、裏堀りをする為に「馬の脚をあげる」というのがちょっとドキドキするかもしれません。

 

裏堀の時に起こりうる事故
脚を上げて、下ろすときに自分の足の上におろしてしまった。
裏堀りでかき出すのに一生懸命になって蹄に顔を近づけすぎてしまい馬が脚を動かした拍子に顔に当たってしまった。
後ろ脚を上げた時に蹴られてしまった。

 

などなど・・・
これは実際にお話に聞いたり、見かけたことがある内容です。

 

って、こんなことを書くと怖くなってしまうかもしれませんが、こういったことが起こる可能性があると意識をして行動すれば事故は減らせると思います。

ただ、馬の突発的な動きを制限することは難しいです。
なので、人がしっかり気をつけるようにしましょう!

 

まず、の予防ですが、脚を上げて下ろす時にそのままの体制で脚を持った手を離すのではなく、馬に近い方の人の左足を一歩外側に引いてから下ろす。
基本的に馬はまっすぐ下に脚を下ろすので、こうするだけでも十分予防になります。

 

は、「こんなことあるの?!」って笑ってる方もいるかもしれませんが、これがまあまあ起こりうるんです!
まだおが粉を掘り出す時はおそらくそんなに必死になることはないかと思うのですが、
運動後につまった土を取り除く時に細かいところをキレイにしようと頑張っていたらいつの間にか顔が近づきすぎていたり・・・というシチュエーションが多いようです。
これはもう「顔を近づけすぎない」の一言なのですが(笑)
おそらく、汚れが取れにくいから必死になってしまうのと、その分時間がかかって、馬も脚を動かしてしまうのだと思います。
馬もずっと脚を上げておくのは辛いので、1回に上げておく時間を少し短めにしてあげましょう。

 

はいろいろなパターンがあるかと思います。
ひとつはそもそも後ろ脚を触られるのがあまり好きではない馬の場合、上げたとたん軽い蹴りが入ることがあります。これは馬も悪気は無かったり、状況にもよりますが、基本的に馬が人を認識していながらも「蹴る」という行動を許してしまうのは良くありません。
慣れさせてきちんと調教するのがいいかと思います。
もうひとつケースとして多いのは「虫」です。
虫などが多い時期は馬が脚や尾ではらっているところを見かけるのではないでしょうか?
裏堀をしている時にこれをやられるとけっこう「ドキッ」とします。
これこそ本当に悪気は無いのですが、蹄鉄付きの蹄はちょっとあたっただけでもケガをする恐れがあります。
虫よけスプレーなどを使用するのも良いですが、馬体もお手入れ後だと付けたく無い時もありますよね。
なので、馬の動きに注意しながら、すぐに馬から離れれる状態でお手入れをするのが有効かと思います。


正直言って、馬を扱う上で「絶対安全」はほぼ無いでしょう。
でも、事故を予防することはできると思うので、油断しないで気をつけるようにしましょう!
私も馬歴は長いですが、「ひとつひとつの行動に気をつける」は常に心がけるようにしています。
それでもやっぱり隙があったりするんですけどね(笑)

 

マトちゃんの乗馬論は「人馬共に安全に楽しく」がモットーです
あ、あと師匠の教え「気合と根性」かな(笑)

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