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馬術といえばこの競技!「障害馬術」のみどころ

前回の「総合馬術」に続き、今回は「障害馬術」のみどころを、馬術選手の視点からたっぷりご紹介したいと思います!

 

・障害馬術
アリーナに設置された色とりどりの障害物を、決められた順番に飛び越えていく競技。

障害物を落としたり、拒否することなく、より早くゴールすることが求められます。
トップクラスの大会だと障害物の高さはなんと160センチ!私を飛び越えていく感覚です(笑)
また、奥行きも200センチを超えることもあります。

 

障害物の落下や、コースごとに決められた規定タイムをオーバーした場合などは減点され、総減点が最も低い人馬が優勝となります。

 

この他にも、コース走行中に45秒以上反抗した場合や、障害物の飛越順を間違えた場合、落馬した場合は失権となります。

 

最小減点の人馬が複数いる場合は、コースを変えて「ジャンプオフ」という優勝決定戦が行われます。
※競技ごとに異なりますが、大きな大会ではこの形式がとられることが多いです

 

みどころ
① 色とりどり、さまざまな形の障害物
土地柄に合わせた障害物や、大会スポンサーのロゴが付いた障害物など、驚くようなデザインの障害物もじっくり見てみてください!

 

② 毎回変わる難易度の高いコース
障害馬術のコースは競技ごとに「毎回」違うので、選手は当日に発表されたコースをその場で覚えます。
障害物は一見適当に置かれているように見えますが、障害馬術のコースデザイナーの資格を持った方が、緻密に計算してコースを作っています。

選手は、そのコースの意図を読み取りながら、競技直前に設けられたコースウォーク(選手が自分の足でコースを歩くこと)で戦略を練ります。

歩きながら障害間の距離を測り、自分の馬の歩幅に合わせ何歩で次の障害に向かうか、どの角度から、どこで踏み切って障害を飛び越えるかなど細かく計算し、本番へと向かうのです。

 

③ ジャンプオフの迫力
優勝決定戦では、選手たちがとにかく攻めて、攻めて、攻めまくります!
人馬ごとに違う小回りの仕方や、スピード感はみどころ満載です!

 

★まとめ
3回に分けてご紹介した馬術競技のみどころ、いかがでしたか?

馬術競技は人馬がお互いに信じ合い、助け合うことがとても大切です。
言葉は通じなくとも、人馬一体となることでどんな障害物も飛び越えていければ、どんなステップも出来るというのが馬術の最大の魅力だと身をもって感じています。
私も大舞台に立つことが出来るように、たくさん経験を積んで頑張ります!

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