馬術入門(4)【~馬にたずさわる人全てが調教者~62】
下記は前回のチェック項目と同じものに番号を付けたものです。
これから運動毎に必要な下記のチェック項目の番号を羅列しますのでしっかり覚えて、馬に乗っている時でも正確なイメージで姿勢が取れ指示及び扶助動作が速やかにタイミングよく発動できるように繰り返し練習して下さい。
姿勢と構え
- 目線は進行方向を見れるように
- 項から背お尻まで真っ直ぐに
- 胸を開いて肩甲骨を閉じる意識で
- 下腹は垂直にオヘソの周辺にシワを作らないように開いて!
- 肩は力を入れずに身体の真横に置いて垂らすように
- 自身の肩ライン(右から左肩までのライン)と馬の肩ラインを一致しているように意識していること
- 肩から垂らした肘の位置を変えずに軽く肘を折って構える
- 腕には力を入れずに拳はどの動きに於いても同じ位置に保てるよう
- 拳は手の中にマシュマロを入れて、これを潰さないように軽くソフトに握る
- 座骨は自身のバランスを崩すことなく密着していられるか
- 自身の腰骨のラインと馬の腰骨ラインとを一致していることを意識していること
- フクラハギを馬体に常時付けていられること
- 足の裏を平にしたまま鐙を踏んでいられること
騎手の動作
- (馬の顎を譲らせるための動き)、肘を折りながら手の平を空に向けられることが出来るか!
- (馬に進行方向を示す動き)、手の平を空に向けながら進行方向へ小さく開くことが出来るか!
- (座骨に圧を掛ける)、両座骨同時に前方向、後方向、右座骨だけ、左座骨だけといずれもバランスを崩さずに動作できること!
- 自身の膝を下方へ踏み下げながら、前方向または、後方向へ踵を着けたまま座骨に圧を掛けてブランコをこぐように進行方向へ絞り出す推進ができること
- 鐙の踏み方を(足首が折れ足の裏が平なまま)変えずに股関節ごと左右バラバラでも同時であっても定位置から後方へ動かす動作が出来こと
- 脚は、踵がどの位置にあっても両踵を同時に強く前方向へ、後方向へ使えること
- 外方の脚を膝ごと踏み下げる事が出来ること、更に外方の踵を強く使って外方後肢を内方側へ踏み込ませることができること
- 内方の脚を膝ごと踏み下げる事が出来ること、更に内方の踵を強く使って内方後肢を外方側へ踏み込ませることができること
- 21.の両脚を同時に使用しながら強弱は左右(内、外)バラバラでも使えること
- 両膝を(減却時の膝)踏み下げながら後方推進である脚の姿勢を保ちながら座骨で前方向へ推進することができること。交互にリズムに合わせてなど使い分けできること、それは左右バラバラでも同時であっても使えること
令和3年11月
長谷川 雄二
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