夏のホースケア☆騎乗後のクールダウン編
年々、夏の気温上昇が大きくなってきていますね><
「夏乗馬!」響きは良いのですが、日中は特に地獄ですよね・・・
人馬ともに熱中症対策や騎乗後のケアが大事!
人ももちろんですが、馬は馬房にいる時以外は自分では水分補給などできないので人が気をつけてあげたいですね。
レッスンが始まると馬は水分補給が難しいので、馬装前に一度お水をあげてみてください。
(馬装される前のリラックスした状態の方がおすすめです)
この時、飲まなかったら飲まなかったでOKです。
騎乗後も馬装を解除してあげたらお水をあげてみてください。
もちろん人もしっかり水分補給してくださいね!
馬のお腹や鼻の部分を見て呼吸の様子を確認してみてください。
お腹が大きく動いていたり、鼻孔を大きく膨らませながら息が荒いようであれば体を冷やしてあげることが必要です。
この時、水で冷やしてあげるのが良いと言われていますが、いきなり水を首や体にバシャーっとホースなどでかけてしまうと
びっくりしたり嫌がる馬もいますので、焦らずにまずは足元から順にならしながらかけてあげましょう。
私は「後肢の下部分→股下→お尻→お腹→首」の順に水をかけていくようにしています。
この時、あまりに体にかけるのを嫌がる馬の場合は後肢の下部分からかけて股下にしっかり水をかけ続けるだけでもだいぶ違います。
馬の股下には太い血管が集まっているので体温を下げるのに有効だそうです。
ある程度、体全体に水をかけて呼吸が落ち着いてきたら、一度かけるのを止めて馬体の水を水切りで切ってあげてください。
そうすることにより気化熱で体温を下げる効果があります。
まだ少し呼吸が荒いようであればその間に股下に水をかけ続けてあげるといいと思います。
その後も馬体の熱が取れない場合は再度同じ工程を繰り返して冷ましてあげましょう。
体に熱がこもったままになると熱中症になってしまうこともあります。
完全に熱をとってあげるのは難しいと思いますが、息が整うくらいまでクールダウンさせてあげられるといいですね。
自分で判断するのが難しい場合や水を嫌がる馬を扱う場合などは馬の状態を指導員の方に伝えて、指示をもらうのがいいかと思います。
人馬ともに体調に気をつけて夏を乗り切りましょう!
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