乗馬に最適な季節はいつ?乗馬を快適に楽しもう
北海道では初雪が観測された一方、本州ではまだ汗ばむ陽気だった地域もあった10月から、やっと気温が下がり、晩秋らしい季節になりました。
今年は秋の到来もかなり遅れており、一年のうちでますます夏と冬の季節が長くなってきました。
乗馬を楽しむにはどの季節が最適なのでしょうか。
この記事では、季節ごとの乗馬の楽しみ方をご紹介します。
この記事で分かること
・季節別の乗馬の楽しみ方
乗馬に最適な季節はある?
乗馬には四季それぞれの楽しみ方や良さがあります。
そのため、一概にどの季節が「最適」というのは難しいところです。
季節ごとにお好みのスタイルで乗馬を楽しみましょう。
それぞれの季節に「最適な」スタイルで乗馬を楽しみましょう。
乗馬はいつでも楽しめます!季節別の乗馬の楽しみ方
乗馬はどの季節でも楽しめるスポーツであるため、楽しみ方も乗り手の数ほどあります。
ここでは、季節ごとに乗馬の楽しみ方をご紹介していきます。
「春」
ぽかぽか陽気で乗馬に最適!
長い冬に終わりを告げて、日差しも少しずつ暖かさを感じるようになる春は、暑すぎることもなく、寒すぎることもなく乗馬をするには「最適な」気温かもしれません。
運動をしていると体がポカポカしてくるので、肌寒い春先に少しずつ汗をかいていくことによって、体をリフレッシュさせることができます。
冬の間に硬くなった身体をほぐして代謝アップ
春に乗馬をすると、冬の間に低下してしまった代謝を高めることができます。
寒い冬の日には温まった家からなかなか出られなくなってしまいますよね。
そのため、代謝がどうしても落ちてしまいがちです。
春の時期に代謝を高めておけば、汗腺も徐々に活発になることから、夏場の騎乗にむけて身体の準備も進められる効果があります。
季節を感じる景色で心も穏やかに
桜や緑の美しいこの時期は心もリラックスさせることができます。
まだ気温も上がりきっておらず、日差しも柔らかなことから、少し長めの外乗コースでも人馬ともに負担をかけずに散歩を楽しむことができます。
この時期にはお花見を楽しめる外乗もあるようです。
桜の木の下を馬と一緒にのんびり散歩をしたら、心身ともに暖かくなること間違いありません。
「夏」
涼しい場所に出かけてリフレッシュ!
最近は北から南まで気温の高い場所が多いため、乗馬に限らず、運動全般はできるだけ涼しい日や時間に乗るという工夫をすれば、夏の間も乗馬をすることができます。
たとえば、夏休み中なら涼しい地域に出かけて、乗馬を楽しむことも可能です。
猛暑日の騎乗は避けた方がベターですが、北海道や東北など避暑地と呼ばれる場所であれば真夏日や猛暑日も比較的少ないため、人馬ともに快適な乗馬を楽しめるはずです。
同時にその土地の風景や食べ物なども一緒に楽しめます。
また最近では、夏の間だけ、避暑地に移動をしてリモートで仕事をしながら乗馬を楽しまれている方も多いようです。
遠方まで出かけられない方には、森林や川、海など近場の涼しい環境で楽しむ外乗もおすすめです。
馬の尾につかまって、一緒にスイミングが楽しめるプランや海岸を疾走できるプランなど、夏にしか体験できない外乗プランもたくさんあります。
緑鮮やかな散歩道を馬と一緒に散歩をしたら、心身ともにリフレッシュできるはずです。
通気性、紫外線対策など、機能性の高いウェアで楽しんで
夏に乗馬をしていると気になるのが紫外線です。
特に外馬場のレッスンの場合、周囲にさえぎる建物がなく、思ったよりも日焼けをしてしまうことがあります。
ただし、日焼け止めを塗ったり、日焼け止め機能のある乗馬ウェアを着用したりすれば、肌を守りながらの騎乗が可能になります。
また、最近の乗馬服には日焼け防止以外にも高い機能を持ちながら、デザインがいいものもそろっています。
デザインにこだわるライダーや普段使いもしたいライダーが満足するようなユニークなものも増えてきました。
特におすすめなのは、長袖の高機能インナーシャツです。
通気性に優れており、汗を蒸発させることで接触冷感を発揮します。
また、日焼け防止の機能もついているので、日焼けをしたくない乗り手にもピッタリです。
インナーを着たほうが体感温度が下がる方も多いのだとか。
半そででも暑いのにインナーを着たくないと言う方にはアームカバーがおすすめです。
星空の下で行う夜の乗馬もおすすめ
日焼けもしたくないし、暑いのが苦手という乗り手には涼しい時間帯に騎乗するのもおすすめです。
最近では夕日の沈む時間帯や夜に出発する外乗もあります。
馬の背に揺られながら、涼しい風、時間の移り変わり、満天の星や満月を馬と一緒に楽しみながら歩みを進めていく大人の外乗プランです。
昼間とは雰囲気の全く違う外乗を体験できるので、外乗ベテランさんにもおすすめ。
夜の外乗を体験できる施設は自然豊かな環境にあるようです。
虫除け等の対策は忘れないようにしましょう。
「秋」
春と同様、乗馬に適した気温で楽しめます
乗馬をするには「最適」な気温になる秋。
そのため、人馬ともに運動をしていても体に負担が少ない季節であり、快適な乗馬が楽しめるはずです。
ただ、真夏とは違って空気がカラっとしている日も増えてくるため、日陰ではひんやりする日や時間帯もあるかもしれません。
重ね着で上手く調整すれば、暑くなっても、寒くなっても対応ができます。
馬も夏よりも体力が充実して動けるようになるので、新しい技や競技などの挑戦を始めるには最適かもしれません。
紅葉を楽しみながらできる乗馬も
秋は紅葉も美しい季節。紅葉を見るための外乗コースもあります。
馬に乗っていると、いつもより少し高い視線から、紅葉を楽しむことができます。
また、紅葉も場所や時期によって、紅葉を楽しめる木々やロケーションも変わることから旅行先での外乗も素敵ですよ。
秋の外乗は気候が穏やかで馬の負担も夏や冬に比べると低めであることから、長時間のプランやランチをセットにしたプランなど馬と接している時間の長いプランが多く提供されています。
馬と長い間コミュニケーションをしながら、紅葉狩りを楽しめますよ。
「冬」
馬のぬくもりを感じる乗馬を楽しみましょう
冬は、寒さが得意な馬たちがとても活発になる季節。
馬たちのぬくもりにありがたみも感じる冬場の騎乗にも是非、トライしてみてください。
普段は少し重いなと感じる馬たちでも、冬はとてもよく動いてくれるので、冬場にたくさん騎乗した乗り手はかなり伸びるというウワサもあるほど。
冬場は他の季節よりも予約に空きがあるクラブも多く、レッスンをたくさん受けたい乗り手にはチャンスかもしれません。
乗馬をしていると雪が積もっていても体がポカポカするほど。
寒い日は体が体温を保とうとして、たくさんエネルギーを使うため、寒い地域で暮らしていると冬の方が痩せやすいと言われています。
そういった環境の中で楽しむ体のシェイプアップには、冬の乗馬はもってこいです。
馬のぬくもりで心も体もすっきりさせましょう。
キーワードは「体温調節」!
冬の乗馬には「体温調節」が重要!あまりにもたくさん着こんでしまうと、騎乗時のバランスが崩れてしまったり、汗を必要以上にかいてしまったりします。
そのまま冷えてしまうと風邪をひくこともありますので、体温調節のしやすい重ね着スタイルで、「クビ」と名のつく部分や腰、お腹など大きな血管がある部分にカイロを貼れば、寒さで体がかじかんでしまうことも少なくなり、力の抜けた騎乗ができます。
まとめ
今回は乗馬の最適な季節について探ってみました。
四季による乗馬の楽しみ方には幅があるため、どの季節が「最適」と言うのは難しいのかもしれません。
乗り手の好みによっても、乗馬に最適だと思う季節には個人差があるはずです。
乗馬をやっていて楽しいと思ったら、その瞬間が「最適」なのかもしれません。
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