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馬の「撫で方」「触り方」。撫でられて喜ぶ場所や上手なスキンシップについて

2024/3/15

馬の「撫で方」「触り方」。撫でられて喜ぶ場所や上手なスキンシップについてのイメージ

動物と仲良くなりたい、安心させたいと思うとき、体を撫でてあげたり、声をかけてあげたりしませんか。

馬も同じように、やさしく撫でてあげたり、声をかけてあげると仲良くなれます。
でも馬の撫で方・触り方には注意点もあります。

ここでは馬が喜ぶ撫で方・触り方、その時の注意点を説明します。

この記事で分かること

・馬の撫で方、触り方のポイント
・馬を撫でる時の注意点

馬の撫で方、触り方のポイント

馬は社会性があり、頭がよく、人の顔を覚えるのが得意です。

そのため、普段から優しく接してくれる人とは信頼関係を築き、豊かな表情をみせるようになります。

馬とそのように仲良くなれると嬉しいですよね。

では、どのように撫でたら馬は喜んで、仲良くなってくれるでしょうか。
そのポイントを詳しく説明します。

近付く時は正面や横から

草食動物の馬は常に肉食動物からの危険を察知する必要があるため、350度という広い視野を持っています。
しかし、後ろが見えません。

そして馬は臆病な動物でもあるので、後ろに気配を感じると危機感や恐怖感を感じて攻撃的になります。

馬の後ろにいると場合によっては、蹴られてしまうことがあります。

馬の後脚は非常に強力で、蹴られると重大な事故につながることがあるので注意が必要です。

馬に近づくときには、馬の視界に入りやすい正面や横から近づいていきましょう。

また、撫でるときに馬の目線より上から撫でようとすると警戒します。
安心させるためにも、最初は鼻のあたりに手を伸ばし匂いをかがせたり、ゆっくりやさしく撫でていきましょう。

声をかけながらゆっくり触る

馬の「撫で方」「触り方」。撫でられて喜ぶ場所や上手なスキンシップについてのイメージ

人間も突然肩をたたかれたら驚いてしまいますよね。

先に声をかけられると「誰かが自分に近づいている」と心構えができ、安心して相手を受け入れられると思います。

馬も同じように、突然触られたら驚いてしまいます。

また馬は臆病な動物なので、大きな声や音、女性や子供の甲高い声にも驚いてしまいます。

体が大きい馬が驚いて暴れると事故につながることもあるので、声をかけるときには低い声でゆっくりとした口調で声をかけてあげましょう。

手のひら全体で優しく撫でる

馬の「撫で方」「触り方」。撫でられて喜ぶ場所や上手なスキンシップについてのイメージ

馬に近づいたら、手のひら全体を使って優しく撫でます。

小さい子や他の動物を撫でるときを思い出してみてください。
手のひら全体を使ってゆっくり優しく撫でていると思います。

仮に指先で「ツンツン」と触ったらどうでしょう。
相手は身をよじって逃げ出したくなるのではないでしょうか。

馬も同じように手のひら全体を使って優しく撫でてあげましょう。

その時に声をかけてあげながら撫でると、馬も安心しますよ。

馬が撫でられて喜ぶ場所は「首周り」や「腰のあたり」

馬の「撫で方」「触り方」。撫でられて喜ぶ場所や上手なスキンシップについてのイメージ

もちろん馬にも個性があり、撫でられて喜ぶ場所、触って欲しくない場所に違いはありますが、一般的に撫でられて喜ぶ場所は「首周り」や「腰のあたり」です。

この2か所は、馬が自分では触れない場所です。

首周りや腰のあたりを優しく撫でてあげたり、「よしよし」とポンポンとたたいてあげると目を細めたり、鼻を伸ばしたりして喜びます。

また、馬が自分で触れない場所として顔がありますが、目と目の間などは死角になっているので、突然触ろうとすると驚いて噛みついたり、逃げ出したりすることがあります。

馬の顔を触るときには注意しましょう。

馬を撫でる時の注意点

馬のことをかわいいと感じたり、仲良くなりたいと思って撫でようとしても、馬にとっては「やめてくれ!」と思うポイントもあります。

ここからは馬を撫でる時の注意点を詳しく説明します。

触られることが嫌いな場所を覚えておく

馬の「撫で方」「触り方」。撫でられて喜ぶ場所や上手なスキンシップについてのイメージ

先ほども説明したように、馬にも個性があるのでどの馬も嫌がる場所が同じではありませんが、一般的にお腹周りを触られるのを嫌がります。

少しでも嫌がってる素振り、耳を後ろに伏せて警戒している様子があれば、しつこく触るのはやめましょう。

また背中などに傷がある場合は、そこを触られるのも嫌がります。

うっかり触ってしまって馬を怒らせないよう、お手入れや馬装をするときにはしっかり馬の様子を確認することも大切です。

そして、目線より上から触られることも馬は警戒し、嫌がります。

触る時はまず馬の視界に入り、安心させることが重要です。

馬の後ろにはむやみに立たない

馬にとって後ろは死角になっているため、馬の後ろに立ったり、後ろから撫でたりするのはやめましょう。

後ろに気配を感じることは馬にとって恐怖であり、攻撃的になります。
そのため後ろにいると後脚で蹴られることがあります。

馬の後脚は非常に強く、蹴られると骨折をしたり、場合によっては命にかかわることもあります。

ではなぜ馬の後脚はそんなに強力なのでしょう。

馬は肉食動物など危険を察知すると速く走って逃げますが、そのとき後脚は地面を強く蹴って推進力を生み出す働きをしています。

そのため後脚は発達し、強力になっていったようです。

馬に近づく時には、低い声でゆっくり声をかけながら、馬の正面や横など馬の視界に入るところから近づくようにしましょう。

まとめ

馬の「撫で方」「触り方」。撫でられて喜ぶ場所や上手なスキンシップについてのイメージ

馬と仲良くなるためには撫でるなどのスキンシップが大切になります。

首周りや腰のあたりを撫でてあげると馬は喜びます。

しかし、馬にとって触ってほしくない場所もあります。
馬が嫌がっていないか、警戒していないか、馬の様子を観察しながら撫でることも大切です。

また、馬と仲良くなりたくても、人間の方がリーダーであることを忘れてはいけません。
人間が馬をコントロールすることを忘れないようにしましょう。

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