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馬術(1)【~馬にたずさわる人全てが調教者~102】

ここからは、高いレベルの馬術を目指す為の基本となる騎乗姿勢を再度確認して行きます。

 

この騎乗姿勢をベースの考え方として色々な用途あるいは、調教レベルに応じて、騎乗姿勢の変化であったり、動作、扶助、使用の強弱やタイミングなど馬に何かを要求する為には、その都度、騎手は何らかの動きにより馬に自分の意思を伝える為の動作を発信しなければなりません。

それは、馬がその動作をする上で最も楽に苦しむことなく動く為の手助けとなるように考えると共に、この動きの先の展開がよりスムーズにこなせるようになる為に騎手は、素早い判断と動作が出来なければなりません。

 

求める動きは→どのようなもので→どのような体勢を取らせるか→どこをどのように動かす必要があるか→その為には騎手はどのような姿勢を取る必要があるか→どのような扶助を発動しなければならないか→発動した動作に対して馬はどのように反応したか→その反応は正しかったか→間違っているとしたら何処をどう改善したら良いか→自身の体は思った通り動作できているか→力加減、リズム、タイミングは馬に解りやすく使えられているか→正しく反応した時、素早く褒めてあげましたか。

 

この作業の繰り返しで貴方も馬も1つの動作をマスターしていく事になるのです。

 

この作業をスムーズに動作出来るようになる為には、騎手はふらつきのない安定した姿勢が完成していなければなりません。

 

令和7年3月

  長谷川 雄二

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