馬術(3)【~馬にたずさわる人全てが調教者~104】
前回の1.2.3のイメージを自然に身体が構えを取り力まずに正確に動けるようでなければなりません。
そして、イメージ通りの構えができたなら、それぞれでイメージした全身の姿勢で動作してみます。
2.3の姿勢で1の前方推進の動作をします。この際馬は
・思い通りの動きで前方向へ進んでくれたか
・騎手の動作に合わせて後肢が動いているのを感じる事が出来たか
・その動作の強弱によって後肢の踏み込みの変化はあるか
・その動作は持続可能であるか
次に直線上左右同じ姿勢で手を引いたり、拳に力を入れることなく減却姿勢で後方推進を行います。この際馬は、
・口に抵抗してハミにもたれたり、のめって前方に出て行かないか
・馬が前方に壁を感じた時点で速やかに減速しているか
・さらに後方推進したら速やかに停止するか
・停止からの後方推進でスムーズに後退するか
・後退は真直ぐ一歩ずつ正確に出来るか
以上がスムーズに出来ないようなら、もう一度自身に問題点が無いか見直し、僅かな事にもこだわりながな注意深く、繊細に大胆に馬に伝わっているか確認しながな動作を繰り返し行なって下さい。
あなたの姿勢も動作も正しければきっと思い通りの反応をしてくれるはずです。
僅かな正しい反応にも気付いてすかさず褒めてあげて下さい。
それが最も大切です。
上手く行かない時でも1回で1日で上手く行くまでやろうとせず次の日に挑戦して下さい。
運動は今まで通りのフラットな3種の歩法だけでかまいません。
令和7年5月
長谷川 雄二
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