オルフェーヴル 有馬記念~有終の美~
こんにちはSPウィークです
今回がSPウィーク2013年度最後のブログです
やはりあの衝撃のレースについて語るほか無いと思います
2013年12月22日(日)15:25発送 中山10R 第58回有馬記念
中山競馬場には約12万4千人が詰め掛けた
オルフェーヴルの最後の雄姿を見届けようと多くのファンが来場し、最後の走りを見届けた
その有馬記念、オルフェーヴルの鞍上には今までオルフェーヴルとともに勝利した5つのG1
すべてで手綱を取った池添騎手
その表情からは稀に見ない緊張感が伝わってきました
オルフェーヴルはレース後に引退式を控えていた為、いつも以上に絶対に負けられない
という気持ちだったと思います
レースがスタートするとゴールドシップの行き足が遅くR.ムーア騎手が気合をつけ、
中団まで押し上げる、それを見るようにすんなりとゴールドシップの後ろにつけた
オルフェーヴルだが、1周目のスタンド前通過時にやや行きたがるそぶりを見せた
しかし、オルフェーヴルは向正面入口までにはで折り合いがつきリズム良く追走する
レースが動いたのは3コーナーゴールドシップがロングスパートを開始する
それを見た池添騎手は手応え十分でゴールドシップの外をついていこうとするが、
あまりの手応えにゴールドシップをあっさり抜き去り4コーナーでは先頭集団を射程圏に捉えた
直線に向いたところではすでに先頭に立ち、あの2012年凱旋門賞のように
一瞬抜け出すのが早すぎるのではないかとも思ったが
その直線でウインバリアシオン、ゴールドシップが追いすがるがオルフェーヴルは
今までの2,200mがまるで助走かのように、他馬を突き放す
誰も触れることができない異次元の走りはとうとうゴールを迎えることになる
ゴール後、多くのファンが涙していました
『2分32秒3』8馬身もちぎり捨てたその走りに感動を覚えるとともに
その限りなく世界の頂に近づいた金色の馬体がもうターフで見れないことに寂しさも感じました
勝利後インタビューで池添騎手が語った『出会ってくれてありがとう。』
この言葉にSPウィークも目頭が熱くなりました
今までの軌跡を振り返り、多くの勝ち星、そして敗戦。
凱旋門賞で騎乗することが出来なかった悔しさや、めったと出会えない
本当に強い馬との出会い、そこから見る景色
今まで経験することが出来なかった多くのことに感謝の言葉が出たんだなぁと思いました
『僕はオルフェーヴルが世界一強いと思います。』
この言葉にファンの皆さんから歓声が上がり、オルフェーヴルは本当に多くの人たちに
愛されているんだなと感じました
引退式では、暗い闇の中、スポットライトに照らし出された金色の馬体は
いつも以上に輝いているように見えました
SPウィークはテレビ中継であの走りを見た後、あまりの桁違いの強さに呆気にとられたというか、
もちろん感動していましたが、なんか言葉が出ないというか・・・
戦前、多くの有力馬が回避しやや盛り下がりを感じましたが
終わってみれば盛り下がるどころか大歓声に包まれた
オルフェーヴルの偉大さを目の当たりにしました
しばらくして、【オルフェーヴル有終の美】というニュースが
何度もテレビで報道されてました。
ここまでテレビで報道されるのはディープインパクト以来ではなかろうか・・
ディープインパクトのような完全無欠の強さとはまた違う
オルフェーヴルのやんちゃぶりが多くのファンを魅了しました
この有馬記念は凱旋門賞からの帰国1戦目で100%完璧な調子ではなかったそうです
いったい本気で走ればどんな走りだったのだろうか・・
と、もう、そんな走りも見ることができないのが悲しいですね・・
競走馬としてはお別れだけど、お父さんとして、また競馬界を賑わしてほしいと思います
オルフェーヴルは来年2014年度より種牡馬として頑張っていく予定です。
2015年には初年度産駒誕生ですので、2017年にはデビューすると思います。
オルフェーヴルでも開けなかった世界の頂という重い扉を、その子供でぜひともこじ開けてほしいと思います
また、1歳上の日本ダービー、天皇賞秋を制したエイシンフラッシュも引退しました。
今秋も大いに競馬を盛り上げ、内から鋭く輝きを放ち突き抜ける様は
まさにエイシンフラッシュでした
ありがとう。そしてお疲れ様
漆黒の馬体を受け継ぐ産駒にまた出会えるその日を期待して・・
では今回はこの辺で
今年も1年間ブログを見てくださった方ありがとうございました。
良いお年を
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