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乗馬の学校ってどんなところ?学べる内容や気になる卒業後の就職について

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2023/9/22

乗馬の学校のイメージ

馬や乗馬に親しんできた学生さんには、馬の仕事につきたいと考えていらっしゃる方や、勉強しながら乗馬を続けたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、乗馬や馬のことを学べる学校や大学について、ご紹介いたします。

この記事で分かること

・乗馬の学校の種類
・乗馬の専門学校のコースの種類
・卒業後の就職は?

乗馬の学校には色々な種類がある

乗馬や馬のことを学ぶことができる学校にも色々と種類があります。
どんな学校があるのか、詳しくみていきましょう。

乗馬関連の専門学校

乗馬用の鞭と手袋のイメージ

高校を卒業してから馬の学校に通いたい場合、専門学校を選ぶ方が多いでしょう。

もともと専門学校は、仕事に必要な能力を育む教育機関です。
そのため、卒業後の就職まで意識したカリキュラムを組みます。

乗馬関連の専門学校では、騎手、厩務員、インストラクターとしての就職を意識したカリキュラムが多いようですね。

最近ではホースセラピーのコースを設けている学校もありますよ。

専門学校では、馬に乗ったり触ったりしたことがない方でも、カリキュラムをこなしていけば卒業時には希望の就職先にとって魅力的と思えるスキルを手に入れることができる仕組みになっています。

未経験者や初心者の方も安心ですね。

一人一頭の担当馬がついて、じっくり向き合うプログラムを組んでいる学校もあります。

馬の世話は朝早くから始めるので、寮のある学校が多いようです。

馬術部のある大学・高校

馬術競技のイメージ

乗馬や馬術を極めたい方は、馬術部のある高校や大学を選ぶという選択肢もあります。

全日本高等学校馬術連盟に登録している高校の馬術部は最新の名簿で81校。
私立の高校が多いようですが、農業系の学校は公立でも活動していることがあります。

馬術部では「インターハイ」に該当する「全日本高等学校馬術競技大会」や「全日本高等学校馬術選手権大会」を目指します。

全日本高等学校馬術競技大会では、障害飛越のみの実施。
全日本高等学校馬術選手権大会では馬場馬術の実施もあります。

また、大規模の大学、獣医学部や畜産関連の学部がある大学の多くで馬術部が活動しています。

全日本学生馬術連盟の「全国の馬術部MAP」はとても見やすくまとめられていますよ。
このMAPに掲載されている大学は全部で79校。(2023年9月時点)

全日本学生馬術連盟の「全日本学生馬術選手権大会」では障害飛越と馬場馬術を実施。
「全日本学生馬術大会」では、2競技に加えて総合馬術の実施もあります。

大学の馬術部強豪校ではスポーツ推薦やトライアウトを受けて入部する部員が多いところもあります。
自分の経験や実力に合っているかを確認する必要もあるでしょう。

まずは見学に行ってみるのもいいかもしれません。
見学の有無や日時に関しては、必ず問い合わせをしましょう。

馬術を学びながら高校資格を取得できる通信制高校も

高校生のイメージ

馬術を学びながら高校卒業の資格を取得できる学校もあります。
通信制で高校卒業の資格を得られる学校が多いようです。

授業の一環として乗馬を取り入れている学校から、馬業界への就職を見据えたカリキュラムを組んでいる学校まで、さまざま。

自分にあった学校を見つけることが大切です。

馬や乗馬について学ぶことを中心にしている学校では、高校卒業資格を得るための時間以外は多くが乗馬や馬について学ぶために割かれています。

また、通信制ではなく一般の高校と同じようなシステムの中で、馬術や馬についてできる限りたくさん学べるようにプログラムを組んでいる学校もあるようです。

中学生の時から馬の仕事に進むと決めている方には、ぴったりの学校ですね。

乗馬の専門学校のコースの種類

ここからは、馬の業界への就職に特化したコースにはどんなものがあるのか、詳しく見てみましょう。

インストラクターを目指すコース

乗馬のインストラクターのイメージ

インストラクターの養成を目指すコースでは、乗馬クラブで働くために必要とされるスキルを学びます。

学ぶ内容は騎乗技術の他にも、馬の体調や給餌の管理、指導技術、お客様の対応など、多岐にわたります。

インストラクターとしての技量を証明するため、全日本乗馬倶楽部振興協会や日本馬術連盟などが指導者のライセンスを発行しています。

インストラクター養成コースでは、この指導者ライセンスを取得できるものが多いようです。

ただし、学校によって取得可能なライセンスの種類が若干違うようですので、詳しくは調べてみましょう。

インストラクターの養成コースには、大手乗馬クラブが募集しているものもあります。

厩務員や牧場で働く人を目指すコース

牧場のイメージ

厩務員の仕事は多岐にわたります。

牧場であれば、繁殖牝馬の管理から種付け、当歳馬の離乳や1歳馬の馴致からセリの準備まで幅広い業務があります。

競馬場の厩務員であれば、馬の管理から給餌、装鞍から遠征の付き添いなど、やはり多くの業務を担当しなくてはなりません。

どちらも厩務員コースで学ぶ馬の性質や疾病、栄養学など、あらゆる知識が仕事をこなす上で役に立ちます。

JRA(中央競馬)の厩務員になるためには、競馬学校へ入学し、6ヵ月の厩務員課程を卒業しなくてはなりません。

その後、日本調教師会の採用試験に合格して、晴れて厩務員として働くことができます。

専門学校の厩務員コースでは、JRA競馬学校の厩務員課程の入学試験をサポートするプログラムが組まれています。
在学中に競馬学校の受験の応募要件を満たせば、受験も可能です。

NAR(地方競馬)の厩務員の場合は、調教師と面接をして、雇用契約を結びます。
そのため、学校側が過去の就職実績などから就職先を見つけるお手伝いをしてくれる可能性があります。

牧場で厩務員として働きたい場合は、一般企業への入社と同様、採用試験に合格する必要があります。

過去の先輩の就職先等から学校側に求人や採用試験の内容に関する情報が集まってくるでしょう。
就職活動のサポートも期待できます。

ちなみに、牧場に就職して現場での技術を身につけてから、JRAやNARの厩務員を目指す方法もありますよ。

競馬の騎手を目指すコース

競馬のイメージ

騎手になりたい場合は、JRA競馬学校や地方競馬教養センターの騎手課程を修了する必要があります。

そのため、騎手を目指すコースでは、競馬学校や教養センターの入学試験合格のためのカリキュラムが組まれています。
競馬での実践的な乗り方を重視し、それに適切な筋肉や体力を養っていくというプログラムのようです。

もちろん、乗馬の技術だけではなく、過去の出題の傾向から筆記試験の対策や面接対策も十分に実施します。

特にJRAの競馬学校は難関として知られています。

学校に蓄積されたノウハウを習得できるのは大きな利点になるでしょう。

卒業後の就職は?

卒業生が馬業界の各方面で活躍していることから、学校側が企業側と関係性を築いているはず。

馬の業界は狭い世界で、常に人材不足です。
馬について3年間勉強してきた学生とは、企業側もご縁を大切にしたいと考えています。

希望している就職先について、学校に相談することで求人の紹介をしてもらえることもあるでしょう。
気になる方は就職率なども調べることをおすすめします。

一般企業に就職したいとなっても、あまり気にする必要はありません。

朝早くから馬の世話をし規則正しい生活を送った経験や、動物との関係性を構築できるコミュニケーション能力は、一般企業でも必要とされる素養で、活躍は十分可能です。

まとめ

将来は馬の仕事をしたい人、馬は好きだけど仕事にしたいか、まだわからない人、いろんな方がいらっしゃると思います。

しかし、どんな状況に置かれた場合でも、学生のみなさんが思っている以上に、社会にはさまざまな選択肢があります。

例えば、勉強をしながら馬と関わっていく方法はみなさんの想像以上に存在しているはずです。

悩んでいることがあれば、是非、学校の先生やご両親に相談することをおすすめします。
気になる学校があれば、先生と相談して連絡を取ってみましょう。

皆さんの未来を応援しています!

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