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乗馬用ヘルメットに寿命はある?交換の目安や劣化のチェックポイントについて

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2023/11/17

乗馬用ヘルメットに寿命はある?交換の目安や劣化のチェックポイントについてのイメージ

乗馬用ヘルメットにも寿命があることをご存じですか。

頭部を守る大事な装具であるヘルメットには、買い替えを考慮するポイントがあります。

この記事では、乗馬用ヘルメットを交換する際の目安や劣化のチェックポイントについて、詳しくご紹介していきます。

この記事で分かること

・ヘルメットの寿命
・劣化するとどうなる?
・交換・買い替えの目安
・お手入れ方法
・NGな扱い方

ヘルメットの寿命は何年?

乗馬用ヘルメットに寿命はある?交換の目安や劣化のチェックポイントについてのイメージ

乗馬用ヘルメットの寿命は、一般的に3〜5年程度とされています。

では、どのような状態になったら寿命だとされるのでしょうか。

ここからは乗馬用ヘルメットの交換目安について、掘り下げていきましょう。

劣化するとどうなる?

乗馬用ヘルメットに寿命はある?交換の目安や劣化のチェックポイントについてのイメージ

乗馬用ヘルメットは基本的にいくつかの層で構成されています。

外側のベルベットやプラスチックの部分は「シェル」と呼ばれています。

その内側には、衝撃を吸収する役割を持つ「ライナー」。
さらにその内側が「インナーシェル」でカバーされています。

ライナーには、多くの乗馬用ヘルメットで発泡スチロールが使用されています。

発泡スチロールはビーズ状のポリウレタンを発泡させて作っており、空気を98%も含んでいると言われています。
そのため、とても軽く、緩衝性に優れた素材です。

乗馬用ヘルメットが衝撃を受けると、発泡スチロールが変形をして衝撃を吸収します。

ライナーが変形してしまうような衝撃をヘルメットが受けた場合、次に同じ場所に衝撃を受けると、十分な効果が期待できません。

また、ライナーが保管環境等の影響を受けた場合や劣化の進んでいる場合も期待するほどの効果が得られないと考えられます。

ヘルメットを交換・買い替える目安

乗馬用ヘルメットに寿命はある?交換の目安や劣化のチェックポイントについてのイメージ

発泡スチロールが変形しながら衝撃を吸収するメカニズムから、乗馬用ヘルメットは1度、大きな衝撃を受けたら寿命だと言われています。

落馬以外に強い衝撃を受けた場合、外側には何も異常がないとしても、ライナーが寿命だと考えて買い替えを検討した方がいいでしょう。

また、発泡スチロールは湿気、整髪料、汗などによっても、痩せてくることがあります。
そのため、3〜5年で買い替えをおすすめしているメーカーが多いようです。

しかし、いつも着用しているヘルメットのフィット感が変わったり、頭痛がしたりする場合は、この期間を待たずに交換しましょう。

色があせているヘルメットは、3〜5年以上経過しているものが多く、交換の目安になります。

また、ヨーロッパのメーカー製のヘルメットについているタグには、製造日が記録してあることも。
その記録を目安に、適切な交換時期を把握することもできます。

さらに、髪型を極端に変えた場合はヘルメットがフィットしなくなり、買い換える必要が出てくる可能性もあります。

関連記事:乗馬用ヘルメットの選び方

ヘルメットの普段のお手入れ方法

乗馬用ヘルメットに寿命はある?交換の目安や劣化のチェックポイントについてのイメージ

せっかくお気に入りのヘルメットを見つけたら、長く愛用していきたいですよね。
そのためのお手入れ方法をご案内します。

まずは、ヘルメットの外側をお手入れしましょう。

プラスチック製のものは硬く絞った布で汚れを拭きとりましょう。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を使用して、スポンジで優しく洗います。

ベルベット素材の場合は柔らかいブラシでゴミやホコリを取り除いてください。

いずれの場合も汚れが取れたら、陰干しをします。湿気はカビの生える原因になります。

内側は汗や皮脂などで汚れてしまうことがあります。

取り外しのできるインナーパッドであれば、定期的に洗濯して、清潔に保てます。
使用や洗濯によりインナーパッド自体の劣化が進んだ場合も交換が可能です。

また、インナーパッドがつけられないヘルメットには、使い捨ての汗取りパッドや洗濯可能なインナーキャップを使用するのもおすすめです。
お手入れも楽で、清潔に使用できます。

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あごひもも取り外しが可能であれば、水を含んだあとにシャンプーやボディーソープで優しく手洗いします。

しっかりすすいで、必ず陰干しをしてください。
あごひもに取り付け可能なパッドを使用すれば、さらに清潔にお使いいただけます。

お手入れ用のグッズが収納袋セットになっている乗馬用ヘルメットもあります。
自己流のお手入れが不安な方にはぴったりの商品です。

劣化を早めてしまう?「NGな扱い方」とは

乗馬用ヘルメットは、強い刺激、例えば直射日光などに長くさらされると劣化を早めてしまうおそれがあります。

直射日光が当たらず、極端に温度が上下しない場所を選んで保管しましょう。

また、お手入れの際にアルコールやシンナーなど、溶液を使用するのも劣化を早める原因になるので不可です。

馬用の虫よけスプレーなども成分によっては、劣化を進めてしまうおそれがあります。

また、ヘルメットを濡れたままにすると、カビの原因になるだけでなく、ライナーが劣化するおそれも。

表面の水分を拭きとって、必ず陰干しにしましょう。
雨天時にはヘルメット用カバーをするとお手入れがとても楽です。

まとめ

乗馬用ヘルメットに寿命はある?交換の目安や劣化のチェックポイントについてのイメージ

乗馬用ヘルメットは落馬時に頭を守る重要な装具です。

同じヘルメットを長年使用している方は、是非この機会に買い替えをご検討ください。

また、落馬で衝撃を受けたヘルメットは、問題ないように見えたとしても買い替えをおすすめします。
内部でライナーが変形している可能性があるためです。

今一度、愛用しているヘルメットの劣化についても、チェックしてくださいね。

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