【挑戦】
それは突然やって来る
準備ができている できていないに関わらず。
仕事だって忙しい
体が重くて思うように練習出来ない事も重なっていた。
競技会に出場・・・？
正直こんな状態で挑戦すべきか迷った。
そんな時、思い出した。
全速力でコースを駈け抜ける君の姿。
風のように軽やかに飛んで行く美しい君の姿。
いつかこんな風に君を乗りこなしてみたい。
それが自分のやりたかった事だったと気付く。
だから、悪あがきしようと決めたんだ。
君に乗れば乗るほどわからなくなった。
こんなに乗っているのに掴めなかった。
上手く行かなくて、試行錯誤を繰り返した。
自分には合ってないかもしれない。
そう思う事もあった。
君に乗るのをやめて他の馬に乗った。
楽だった。
あんまり何も考えなくても。
君には気を遣い過ぎたのかも知れない
君と練習した成果がこんなところで現れるなんて。
君の事で悩むことが無くなって
荷が軽くなったなんて言ったら
失望してくれるだろうか？
でも、やっぱり君が一番なんだ。
難しいと思っていたところが実は君の長所なんだって
やっとわかったんだ。
僕と一緒にこのチャンスを掴んでくれないか。
（僕と一緒に飛んでくれないか）
僕は証明したかったのかもしれない。
この挑戦が、
君と出会えたことが、間違いじゃなかったってことを
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