馬術(19)【~馬にたずさわる人全てが調教者~120】
馬がリラックスしてハミに出てスムーズに動き、騎手もバランスの取れた安定した状態で、正しい姿勢で力みのない楽な構えを崩す事なく馬の動きに随行する事が出来るようになりましたなら、次に騎手は、馬に姿勢を要求する動作が出来なければなりません。
推進して馬が前に動いて来た力を馬は自らハミを咥えて動き出します。
騎手の推進動作が馬に伝わり騎手の真直ぐ受け止めているハミに前進気勢が出現して来たら、それはもう馬体全体が体幹のある鞭(ムチ)状態に成っていると言っていいと思います。
体幹が出来ていると言う事は、この状態を崩さずに座りを両脚の踏み下げにより強化して更に脚、踵の後方推進の使用により後肢を踏み込ませます。
この動作により後躯を沈ませる事で前後のシナリと前躯の起揚を期待する事が出来ます。
馬が踏ん張りの姿勢を安定させてきたら、その状態で前後の運動を組み合わせ繰り返して行く事で人馬共に楽に伸縮姿勢を完成させる事が出来ます。
これが前後のシナリを要求させられる為の姿勢です。
令和8年9月
長谷川 雄二
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