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馬術入門(10)【~馬にたずさわる人全てが調教者~68】

長谷川雄二

2022/5/2

前回の輪乗りでの運動では、まず常歩で人馬共にしっかりと内方姿勢を取れているか再確認して下さい。

 

自分自身の内方姿勢はこれでいいのか、

この扶助を受けて馬の後躯はシナッタ状態で歩行しているか、

さらに騎手の上半身の扶助を受けて両ハミに均等に出ているか、

内方の顎は力みなく譲っているか、

馬体全体が統一された同じシナリつまり綺麗な湾曲状態でそれぞれの図形に合った湾曲の深さで無理なく動くことが出来ているか

等をチェックしながら馬の後肢がどこにあってどのように動いているかを感じながら、

それは、指示通りの反応を示し四肢がバランス良く動いているか、

リズムは安定しているかがとても重要な事です。

 

たまたま指示通りの動きをしたのではなく、騎手は常に馬の後肢を支配して指示通りに動かす事が出来なければなりません。

それは、常に正確に1歩毎に内方姿勢を取らせることが出来なければならないと言う事です。

 

毎日の運動においても始めは常歩で確認してから速歩を行う事をお薦めします。

速歩も常歩と同じ手順で縦横の中央線から4か所の巻き乗りを行う図形の中で手前変換の難易度を徐々に上げながら、

時にはこの円から離れて直線を大きく柵沿いに、

また柵のない中央線上を直行進するなど、変化を付けながら運動して下さい。

どんなレベルの馬でもたまに実施してみて下さい。

 

人馬共に何かを感じれるかもしれません。

 

令和4年5月

   長谷川 雄二

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