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マイホースが欲しい方に!自馬を所有するためにかかる費用、値段の相場

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2023/8/18

マイホースのイメージ

乗馬愛好家の憧れ、マイホース。

しかし、自馬を持つということは、愛馬に対して責任を負うということでもあります。

この記事では、乗用馬の値段から月々にかかる維持費やその他の費用まで、自馬の所有に関して気になるポイントを解説します。

この記事で分かること

・自馬を持つことのメリットとデメリット
・自馬の購入方法
・自馬の購入費用
・自馬の月々の維持費

自馬(マイホース)を持つことのメリットとデメリット

自馬を所有すると、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
ここでは、よく言われているものをご紹介します。

メリット

マイホースのイメージ

自馬を持つことの大きなメリットは、同じ馬に騎乗できることです。

毎回違う馬に乗ると、自分の課題なのか、馬の特性なのか、分からない場合があります。
いつも自馬に騎乗できれば、自分の課題が明らかになりやすく、上達も早いと言われています。

競技会でいい成績をおさめるために競技が得意な馬をマイホースとすることもあるでしょう。

何より自馬の性格や癖をよく知ることによって、安心して騎乗できます。
愛着も湧いてくることから、コミュニケーションもスムーズになり、信頼関係を構築しやすくなります。

そのため、乗馬技術の向上にもプラスになります。

デメリット

マイホースを持つことの一番のデメリットは費用がかかること。

預託料以外にも装蹄費やワクチン代、獣医師の診察料などの費用がかかります。

また、生き物ですから、怪我や病気をしてしまう可能性も考えられます。
休養が必要になれば、その期間は騎乗できません。

また、馬主として、時には辛い決断を下さないと行けない可能性もゼロではありません。

自馬を持つのであれば、最期まで面倒を見る責任があります。
購入する前にその責任を全うできるのか、考えなくてはなりません。

自馬はどうやって購入するの?

オークションのイメージ

自馬の購入にはいくつか方法があります。

まず、乗用馬のセリで購入する方法です。
内国産乗用馬市場や遠野市乗用馬市場、北海道乗用馬オークションなどがあります。

会場では、デモンストレーションや展示も。
内国産の乗用馬や競走から転用された引退競走馬、ポニーなどが購入できます。

最近では、乗用馬の生産者も増えており、直接売買することも可能です。

生産者のホームページで売り馬の情報が出ていることがあります。
生産者からその馬の性格や親のことなども教えてもらえるので参考になります。

また、引退競走馬の譲渡を受けて、乗馬に転用する方法もあります。

リトレーニングを実施している協会や乗馬クラブ、牧場に問い合わせてみましょう。
最近ではリトレーニング済みの引退馬のオークションも実施されています。

競技の第一線で活躍する選手はヨーロッパから血統のいい乗用馬を輸入することもあります。

ヨーロッパでは、乗用馬と競走馬は全く別の扱いです。
ハノーバーやセルフランセなど乗用馬の品種や血統が確立されています。

実際には、どんな乗馬がマイホースとして適しているのか、自分ではよく分からない方も多いのではないでしょうか。

乗馬クラブがコネクションを持っていれば、自分にあった馬を探してもらえます。
まずは乗馬クラブに相談してみることをおすすめします。

また、海外では専門家からアドバイスをもらえるサービスも提供されています。

「自馬」と「半自馬」

マイホースのイメージ

自馬とは個人で1頭の馬を所有することです。
馬にまつわる費用はすべて馬主の負担になります。

半自馬とは1頭の馬をほかの会員さんやクラブと共同で所有するシステムです。
半自馬であれば、馬代金も半分、その他の費用も半分ですみます。

クラブと半分ずつ持つ場合は、半分を所有している馬主の騎乗が優先されます。
馬主が騎乗していないときにはクラブが練習馬として使用します。

1頭を個人で所有するのが経済的に難しい方でも利用しやすいシステムです。

自馬の購入にかかる費用

費用の計算のイメージ

無名の引退競走馬であれば、無料で譲渡してもらえることもあるかもしれません(転用のリトレーニング費用はかかります)。

一方で、海外から輸入する場合は少なくとも500万円程度の予算は見積もっておいた方がよさそうです。

どんな品種のどのレベルの乗馬なのかによって、値段にはかなりの幅がありますので、500万円では少ないケースもあるかもしれません。

内国産乗用馬市場での最高取引額はおおよそ200〜300万円、最低落札額は10万円程度のようです。
国内で乗馬を購入する際の値段の参考にしてください。

即戦力として期待できる乗馬は値段が高くなります。

引退競走馬は無料で譲渡してもらえる可能性はありますが、転用の調教を始めてみないと、乗馬に適しているか分からないといったリスクもあります。

ヨーロッパで生産・育成された競技馬を購入する場合、馬代金だけでも最低200〜300万円は見ておいた方がよさそうです。

ヨーロッパから乗馬を輸入する場合は馬代金のほかに、輸送料、検査費用、輸出入検疫の費用などで少なくとも200万円はかかると言われています。

馬代金、現地でかかる輸送費や検査費、輸出検疫の費用は為替レートにも大きく左右されるので注意が必要です。

月々にかかるマイホースの維持費はどれくらい?

マイホースのイメージ

乗馬クラブに預託する場合、最初に入厩料や保証金を支払います。

入厩料は10〜20万円、保証金は10万円ほどのところが多いようです。

月々の支払いが必要な預託料は10万円前後。
追加で調教料4〜10万円/月や運動料2万円/月ほどの支払いが必要になるクラブもあるようです。

このほかに装蹄費が1〜1.5ヵ月毎に1〜2万円前後かかります。
さらにワクチン代や獣医師の診療代も実費です。

クラブにもよりますが、自馬が獣医師にかからなければ、維持費は月に15〜25万円前後になる計算です。

そのほか見落としがちな費用には、水桶や飼い葉桶、無口、馬用プロテクター、鞍などの購入費があります。

マイホース1頭を個人で所有する場合、馬の生活や自馬の騎乗に必要なものを購入する費用は全て馬主が負担します。

愛犬や愛猫を自宅にお迎えするときと一緒ですね。

まとめ

この記事では自馬について、解説してきました。

自馬を所有するのにも、メリット、デメリットがあります。

購入にも様々な手段や方法がありますが、いずれも費用は決して軽いものではありません。

自馬を持つのであれば、ほかの動物を迎えるときと同じように、経済面や精神面での覚悟が必要になります。

それでも自馬や半自馬を持ちたいと考えている方にとって、この記事が参考になれば幸いです。

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