この春から乗馬を始めたいあなたへ!社会人から乗馬をスタートする際の3つのポイント
長かった冬もそろそろ終わりを迎え、季節は春に。
春は新しいことを始めたくなりますよね。
この春から乗馬を始めたくてこのページを見てくださる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は特に社会人から乗馬をスタートさせたい方に向けて、ポイントを紹介していきます。
この記事で分かること
・乗馬を始める時のポイント
社会人から乗馬を始めるメリットは?
乗馬には幼いころから習っている方の多いイメージがあると思いますが、実は社会人になってからデビューをした馬乗りもたくさんいるんですよ。
社会人の習い事としての乗馬にもメリットはいくつもありますが、ここでは代表的なものを紹介します。
馬と触れ合うことで癒されてストレス解消に!
乗馬は動物と一緒にプレーする唯一のスポーツです。
動物好きの方にとっては、体を動かしてストレスを解消しながらも、馬に癒される一石二鳥のなんとも効率のよい運動です。
馬の平均体温は37〜38度ほどとされています。
人間の平均体温より少し高めなので、馬に触ると柔らかい暖かさを感じて、リラックス効果があると言われています。
ブラッシングなど、お世話をしているときに、鼻を伸ばして喜んでいる姿にも癒されます。
また、乗馬クラブは郊外の緑豊かな環境にあることが多く、自然を感じてリフレッシュすることもできます。
馬に乗りながら四季の移ろいを五感で感じることができれば、意識しなくても体の力も抜けて、リラックスできるはず。
初心者のころは難しいかもしれませんが、少しずつ慣れていけば、周りの環境を把握できる余裕がでてきますので、心配は無用です。
運動不足解消や体型維持にもつながる
運動不足や体型維持が難しい方にも、乗馬は最適。
歩いている馬の背で揺れているだけでも、体幹でバランスを取ろうとするため、見た目以上に負荷のかかるスポーツなんです。
普段、あまり体を動かす機会のない方やデスクワークの方には特におすすめします。
さらに、乗馬は普段、生活している中ではあまり使わない筋肉も刺激するため、外回りの営業さんなどよく歩いている方や運動の習慣のある方にもおすすめですよ。
乗馬をする上で大切なことの一つに姿勢があります。
頭からかかとまでが一直線にあるのが乗馬の基本的な姿勢だと言われていますが、揺れている馬の上でこの姿勢をキープするのは、意外と難しいんです。
最初は、かなり意識をしないと同じ姿勢をキープするのは大変かもしれません。
徐々に慣れてくれば、腹筋や背筋、体幹にも適度な筋肉がついて、姿勢をキープできるようになってきます。
美しい姿勢を保つことは、体型維持にも大きく影響します。
姿勢を保とうとすると体幹についた筋肉を使うため、エネルギーの消費量も増えて、体型維持がしやすいと言われています。
このように乗馬を続けることによって、エネルギー消費のいい循環を作ることができるんですよ。
生涯の趣味として長く楽しめる
オリンピックにも、世間では高齢者とされている年齢の選手が出場しているように乗馬は何歳になっても楽しめるスポーツです。
一昨年、崩御なさったイギリスのエリザベス女王も亡くなる直前まで乗馬を楽しんでいました。
年をとってからも乗馬を楽しめる理由は、人間が力づくで馬を動かすわけではないからです。
技術も大切ですが、乗り手や馬の経験が大きく影響するスポーツです。
馬も人間と同じ生き物。
その日によって、機嫌も違いますし、年齢と共に性格も少しずつ変化していきます。
そのため、同じ馬に乗って、同じ合図をしても動いてくれなかったり、動きすぎてしまうこともあるんです。
そんなときは、今まで自分が蓄積してきた経験の中から「今日はこれでどう動いてくれるのかな?」と、馬とコミュニケーションをとりながら楽しむスポーツですので、そこまで大きな力は必要としません。
ただし、最低限の体力は必要です。
初心者のころは頑張りすぎずに、自分のペースで楽しむことが大切です。
乗馬を始める時の3つのポイント
このように年をとっても続けられる趣味にもなる乗馬。
長く続けるためにも、始める際にいくつか確認しておくといいポイントがあります。
ここでは、主なポイントを3つ、ご紹介します。
<ポイント1>自分に合った乗馬クラブやサークルを選ぶ
乗馬クラブはどこも似たり寄ったりだと思っている方が多いかもしれませんが、それは間違いです。
乗馬を続けて行くためには、自分に合っているクラブやサークルを選ぶことが、実は一番重要かもしれません。
クラブによっては、競技を重視しているところもあるでしょう。
競技を重視しているクラブであれば、クラブ所有の練習馬やレッスンの内容も必然的に競技大会に出るためのものが中心になっていくかもしれません。
逆に外乗(馬場の外で乗馬を楽しむスタイル)が中心のクラブであれば、競技会向けのレッスンは難しいこともあり得ます。
しかし、競技会に興味はなく、楽しく乗馬を楽しみたい方には十分な内容かもしれませんよね。
どんなスタイルで乗馬を楽しみたいのかを考えてみると自分に合った乗馬クラブやサークルもイメージしやすいですよ。
また、乗馬の前後に準備やお手入れの時間もあり、騎乗時間も含めると一鞍でも、ある程度の時間がとられます。
自宅から通いやすい距離なのかも大切なポイントです。
<ポイント2>クラブへの入会前に体験乗馬に行ってみる
そもそも、自分に合った乗馬クラブやサークルって何を基準に考えたらいいのか、と思っている方もいらっしゃるでしょう。
百聞は一見に如かず。
是非、体験乗馬や見学などで、クラブやサークルを訪ねてください。
そのときに、クラブやサークルとして、どのような方向性があるのかも確認してみましょう。
また、必ず確認していただきたいのが料金システム。
騎乗料だけではなく、指導料や保険料などを支払う必要もあります。
クラブやサークルによって、かなりバラつきがあるでしょう。
無理のない範囲で乗馬を続けられるように、入会時の見積もりを出してもらうのもいいかもしれません。
また、クラブやサークルの全体的な雰囲気も重要です。
クラブの会員さんがいらっしゃったら、話を聞いたり、質問したりするのもいいかもしれません。
<ポイント3>マイペースで乗馬を楽しむ!
マイペースで乗馬を楽しむのも大切なポイントです。
乗馬は初心者の段階でも、他のスポーツと比べて、上達速度がそこまで速くないことも多いです。
同じ馬に騎乗して、前回はうまく騎乗できたのに、今日は全く歯が立たなかった、なんてこともよくあります。
そこで落ち込んだり、考え込みすぎたりしないことが重要です。
パートナーの馬とは、知り合ったばかりです。
まだ、お互いのことをよく分かっていないですよね。
よく分かっていない相手に「走って!」と合図をして、それに100%答えてもらう方が難しいです。
うまくできた時は素直に喜んで、馬をたくさん褒めてあげましょう。
うまくいかなかったときは「こんなもんだ。次、うまくできたらいいな」と考える、いい意味での開き直りのようなものが大切かもしれません。
騎乗時に思いつめてしまうと、乗り手が馬に冷静に合図を出せなくなり、馬も混乱してしまって、さらに状況が悪くなることもあります。
慣れてくれば、馬とのコミュニケ―ションに使える合図の引き出しも増えてきますし、馬も皆さんのことを覚えてくれるはず。
マイペースな馬たちの相手をするには、乗り手もマイペースを保つくらいがちょうどいいですよ。
焦ってもいいことはありません。
楽しむことを第一の目標に、ゆったりと乗馬を続けていただきたいです。
まとめ
今回は社会人になってから乗馬を始めたい方に向けて、いくつかのポイントをご紹介しました。
乗馬クラブやサークルには、馬や動物の好きな方が集まってきます。
中には、普段なかなか接することのない年代の方もいます。
会社や家庭以外のコミュニティに属することができるのも、大きなメリットの一つです。
ほかにもメリットがたくさんありますが、ここでは残念ながら紹介しきれません。
乗馬を始めてみたいけどなかなか一歩を踏み出せない、という方には少し勇気を出して、ぜひ乗馬を体験していただきたいです!
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